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詩全集4

終わりかけの空の手前で

作者: 那須茄子
掲載日:2026/03/30

君の名前を呼ぶ前に

夕焼けが滲んでしまう

オレンジと赤のあいだで揺れる光は

僕らの会話を盗み聞きしていたんだろ


どこか不器用で

どこか優しい

今日という日

終わることを

誰よりも早く知っていたのは

きっと空のほう


それなのに僕らは

まだ終われないまま

言いかけた言葉を

ポケットにしまって歩いている


本当は

君の横顔に触れる勇気さえ

夕焼けの色に溶けてしまっていた

残ったのは少しの鼓動と

言い訳みたいな沈黙だけ


完成しないまま

僕らもそう

足りないものばかり

それでも明日を欲しがってしまう


終わりかけの空は

どうして

こんなにも

愛おしいくなるのかな


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