chapter58 能力の変化その5
異世界に来て三日目の朝だった。
目を覚ますと、また体に違和感があった。
窓から差し込む光の中、部屋を見渡すと――
岡崎さんとゆうが、またしてもオレの腕に絡みついて寝ていた。
「また……動けない」
仕方なく、ステータスを確認することにする。
今日は二人とも腕にしがみついていて、身動きが取れない。
「ステータス」
そう呟くと、視界に能力画面が展開された。
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【名前】ヒロマサ・アオヤマ
【種族】人間
【年齢】16歳
【性別】男
【レベル】4
【称号】【勇者】【異世界の勇者】【異世界人】【召喚されし者】
【体力】750 / 750
【魔力】750 / 750
【攻撃力】756
【防御力】452
【俊敏性】630
【職業】勇者
【能力スキル】
【日常生活】家事Lv2、礼儀作法Lv3、楽器演奏Lv2、歌唱Lv2、計算Lv5
【戦闘系】体術Lv2、剣術Lv1、棒術Lv3、投擲術Lv2、身体操作Lv2
【魔法系】射出魔法Lv1、集束魔法Lv1、圧力魔法Lv1、無魔法Lv1、光魔法Lv1、空間魔法Lv1、魔力感知Lv1、魔力操作Lv1
【固有スキル】魔法無効(OFF)、アイテムボックス、魔法吸収(OFF)、魔力放出、魔力変換、解析、鑑定
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昨日より、少しステータスが上がっている。
一昨日もそうだった。
朝起きると、いつの間にか数値が増えている。
「睡眠が関係してるのか……?」
そう思うが、確証はない。
それともう一つ。
昨日の夜から、新しい空間魔法の練習を始めていた。
“異空間”。
アイテムボックスの上位互換で、生物も収納できる魔法だ。
“空気があること”を意識して試しているが、まだ感覚が掴めない。
マジックアブソーブもONにして、効率よく練習するか。
そんなことを考えていると――
ゆうが目を覚ました。
「おはよう」
「おはよう」
短いやり取りを交わす。
「なにしてたの?」
「能力の確認」
そう答えると、ゆうはステータス画面を覗き込んだ。
「あれ? ステータス高くなってない?」
「うん。少し上がってるみたいだね。
不思議だけど……睡眠が関係してるっぽい。でも、それ以上はまだ分からない」
「そっか、僕も見てみよう」
そう言って、彼女も能力画面を表示させた。
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