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分かっていてなお

随分、これだけ書くだけに時間がかかってしまいました…

「そういうと思いました」


言わせたくせに。思いはしたが伝わっただろうから口にはしない。

乗りましょう目論みに。ただの親切だったらごめんなさいだけどね。


「それではオプションに1500魄特典『頭脳強化・記憶保持』、2000魄特典『デパート出入り自由権』が追加されます」


なにやら手帳に書き込むお姉さん。

少しして手帳から顔を上げ、目が合うとやはり笑顔で告げた。


「では、次の人生楽しんでくださいね!」


何時に間にか手帳を持っていたはずの右手に握られているリモコンのようなもの。

そのスイッチの一つが押されたのを確認した瞬間、足場が消え落ちていく感覚。

お姉さんって左利きなんだー……なんて此処に来てから何回目かの現実逃避。

でも逃避するまでもなくどんどん意識は遠のいていく。

最後に見たあのお姉さんは……やっぱり笑顔か!

水に沈んでいくような、流されていくような感覚を味わいながらふと思う。

次の人生ってどこから始まるのだろうかと。

転生ということは、当然最初からなわけで……え、記憶持ったまま赤子?

人生っていうのは生まれてからなのか、自我が芽生えてからなのか、それとも命として宿ったところからなのか。

また大事なところ聞き忘れた!


拝啓今までの人生の両親に親友へ。

どうやら私は最後までどこか抜けていて、後悔ばかりしているようです。

記憶がそのままということは、来世も多分そうなのかもしれません。

そうならないためにも、ここで一つ誓いもどきを立てておきます。


上を向け。俯くな。這いずっててもかまわない。

可もなく不可もない。そんな普通から脱却する。

普通から成り上がれ。いっそ異常と避けられる程に。

異端と蔑まれてもいいだろう。孤高であらなくてはならない程に。

いつか一人に嘆くとしても、今は手にないそれを求めよう。

さあ私。善を重ねて高みへ至れ!

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