設定集 集(※まずは第0話から読むのがおすすめです!)
これを読む前に第0話のプロローグから読んでくださいお願いしますm(_ _)m
――本編開始前・世界観設定集――
※これは本編執筆前における大まかな世界観・設定・構想をまとめたものです。
本編の執筆に伴って設定が変更・追加される場合があります。
ネタバレみたいになるかもしれないのでご容赦ください。
そのため、現時点では「この世界はこういう感じ」と気軽に読んでください。
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第一章 世界と物語の始まり
この世界に、神は存在しない。
しかし、人々は神を信じ、宗教を作り、奇跡と呼ばれる力を求めてきた。
そして世界のどこかには、人間たちが「悪魔」と呼ぶ存在がいる。
その悪魔たちが住む世界――。
そこには、人間の知らない巨大な文明と帝国が存在していた。
その名は――
アビスライヒ。
悪魔たちを統べる唯一無二の存在。
後に人間たちから恐怖と畏敬を込めて、
「悪魔帝」
と呼ばれる存在によって築かれた帝国である。
しかし、物語の始まりにおいて、人間たちはまだ知らない。
悪魔帝が実在することも。
アビスライヒが存在することも。
そして、自分たちの世界にその帝国が姿を現すことになることも――。
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第二章 悪魔帝
■原初の悪魔
悪魔帝の名は、
ヴァルゼル。
彼はこの世界において、最初にして唯一の「原初の悪魔」である。
前世の名前は、
田中貞国。
ヴァルゼルには前世の記憶が残っているものの、その大部分は曖昧であり、本人もそれほど気にしていない。
ただし、前世の知識がふとした瞬間に蘇り、それをきっかけとして行動することはある。
例えば、名前を付ける際に前世の知識を利用することなどがある。
しかし、基本的にヴァルゼルにとって重要なのは前世ではなく、
今、この世界で生きている自分自身である。
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■ヴァルゼルの性格
ヴァルゼルは残虐で冷酷な一面を持つ。
敵対する者に対して容赦はなく、自らの目的のためならば大規模な戦争や征服も躊躇しない。
一方で、
自分の身内や臣民に対しては非常に甘い。
また、戦うことそのものを好む戦闘好きでもある。
そのため、後に人間世界へ進出する理由も、
正義や復讐、世界征服という大義だけではない。
未知の世界。
未知の強者。
未知の文明。
それらに対する好奇心と、強者と戦いたいという欲求。
それこそが、彼を世界へ向かわせる大きな理由となる。
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■悪魔帝の力
ヴァルゼルは、この世界に存在するあらゆる魔法を扱うことができる。
* 初級魔法
* 中級魔法
* 上級魔法
* 軍団級魔法
* 破滅級魔法
そして、それらの分類に収まらない力さえも扱うことができる。
剣を始めとした武器の扱いにも長けており、魔法だけでなく純粋な武力によって敵を圧倒することも可能。
また、
* 人間
* オーガ
* エルフ
* ドラゴン
* その他の知的種族
などを悪魔へと変える力も持つ。
通常の悪魔には成長に伴う限界が存在するが、ヴァルゼルにはその限界が存在しない。
さらに、自らの魔力を他者へ分け与えることで、その者を大幅に強化することも可能である。
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第三章 悪魔という存在
■悪魔は単一の種族ではない
悪魔は、人間やオーガ、エルフなどと同じ意味での単一種族ではない。
悪魔とは、
ヴァルゼルの魔力と深く結びついた存在そのもの
を指す。
そのため、悪魔には様々な姿が存在する。
人型の悪魔。
オーガのような姿をした悪魔。
エルフの特徴を残した悪魔。
ドラゴンの特徴を持つ悪魔。
悪魔という存在の本質は外見ではなく、
その存在が悪魔としての魔力構造を持っているかどうか
にある。
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■悪魔の根源
ヴァルゼルが長い年月を生きることで、その莫大な魔力は少しずつ世界へと漏れ出していった。
その魔力は空間のあちこちで渦となり、
「魔素溜まり」
を形成する。
そして、十分な量の魔力が集積した場所では、その魔力から新たな生命が生まれることがある。
それが、
生来の悪魔
である。
つまり、アビスライヒに存在する生来の悪魔たちは、直接ヴァルゼルから生まれたわけではなくとも、遠く辿ればすべてヴァルゼルの魔力へと繋がっている。
そのため悪魔たちにとってヴァルゼルは、単なる君主ではない。
自分たちの存在そのものに繋がる絶対的な存在
なのである。
ただし、
「なぜ最初の悪魔たちが生まれたのか」
「なぜ最初に七柱だけが生まれたのか」
「どの程度の魔力が集まれば悪魔が誕生するのか」
など、悪魔の誕生には未だ解明されていない部分も多い。
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■他種族の悪魔化
ヴァルゼルの魔力を大量に受けることで、既存の生命が悪魔へ変化する場合もある。
例えば、
人間 → 人間の特徴を残した悪魔
オーガ → オーガデーモン
エルフ → エルフデーモン
ドラゴン → ドラゴンデーモン
などである。
悪魔化すると、基本的に魔力量や身体能力などが大きく向上する。
しかし、
悪魔になった=即座に高位悪魔になる
というわけではない。
その後の強さには、
* 年齢
* 経験
* 才能
* 戦闘能力
* 魔法適性
* 元々の種族的能力
などが影響する。
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■悪魔の存在とヴァルゼル
生来の悪魔。
他種族から悪魔となった者。
ヴァルゼルから名を授かった悪魔。
そして、悪魔世界での復活。
一見すると別々の現象に見えるこれらには、
「ヴァルゼルの魔力」
という共通した根が存在している。
ただし、それがなぜ生命を生み、なぜ悪魔を強化し、なぜ死者を蘇らせるのか。
その完全な原理は、未だ明らかになっていない。
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第四章 悪魔の寿命と復活
悪魔には、人間のような自然な寿命が存在しない。
数百年。
数千年。
数万年。
それ以上の時間を生きる悪魔すら存在する。
ただし、
不死ではない。
戦争や戦闘、事故などによって命を落とすことはある。
しかし、悪魔世界では死亡した悪魔が再び蘇ることができる。
これは悪魔世界に存在する膨大なヴァルゼル由来の魔力と、悪魔そのものの存在構造が関係していると考えられている。
ただし、
* どの程度の魔力が必要なのか
* 復活までにどの程度の時間が必要なのか
* 肉体はどのように再構成されるのか
* 記憶はどこまで維持されるのか
など、詳細な原理は完全には解明されていない。
悪魔たち自身も、
「十分な魔力が回復すれば蘇るのではないか」
などの仮説を立てている。
一方――。
人間世界で死んだ悪魔は、復活することができない。
これは悪魔にとっても絶対的なルールである。
そのため、悪魔世界では「死」と人間世界における「死」は、同じ意味を持たない。
この違いは、後に人間世界へ進出したアビスライヒにとって非常に重要な意味を持つことになる。
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■悪魔の生活
悪魔は、人間とは異なり、
食事や睡眠を取らなくても生存することができる。
これは悪魔の肉体が通常の生物とは異なるためである。
ただし、食事や睡眠そのものを楽しむことまで不可能というわけではない。
そのため、後の悪魔社会では食文化や娯楽、休息などが発達する可能性もある。
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第五章 悪魔の年齢と階級
悪魔社会では、生きた年月が力の基本的な指標となる。
長く生きた悪魔ほど、基本的には強い。
ただし、戦闘能力や魔力には個体差が存在するため、
年齢だけですべてが決まるわけではない。
年齢
基本階級
0~500年
下級悪魔
500~800年
中級悪魔
800~1000年
上級悪魔
1000~2000年
騎士爵
2000~3000年
準男爵
3000~5000年
男爵
5000~8000年
子爵
8000~12000年
伯爵
12000~17000年
侯爵
17000~20000年
公爵
20000年以上
最古参級
伯爵の中でも特に強大な五柱には、
辺境伯
の称号が与えられる。
そして、二万年以上を生きる最古参の悪魔七柱のうち、最も強い一柱が、
悪魔王
となる。
残る六柱は、
公爵
として扱われる。
そして、それらすべての上に立つ存在が、
悪魔帝ヴァルゼル
である。
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第六章 諸侯
悪魔帝国における諸侯とは、基本的に準男爵以上の爵位を持ち、領地を統治する封建領主層を指す。
つまり、
準男爵・男爵・子爵・伯爵・侯爵・公爵
などが諸侯に分類される。
ただし、爵位を持っているだけで必ず領主とは限らない。
そのため、
高位貴族=必ず諸侯
ではなく、
領地を治める高位貴族が諸侯
という扱いになる。
諸侯はそれぞれ自らの領地を統治し、
* 徴税
* 行政
* 治安維持
* 軍事
* インフラ整備
などを担当する。
悪魔帝は最終的な絶対権力を持つが、普段から細かな政治に介入することは少ない。
そのため、帝国の日常的な統治は諸侯によって行われている。
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第七章 悪魔の「名」
悪魔社会では、名前そのものに意味がある。
■生来の悪魔
騎士爵以上の爵位を持つ、生まれながらの悪魔には、
悪魔帝自身が名を与える。
ここで与えられる「名」は姓ではない。
その悪魔個人を示す、
個人名
である。
悪魔帝から直接名を授かることは、悪魔にとって非常に大きな意味を持つ。
そして、その名を授かることで、ヴァルゼルの魔力が与えられ、悪魔は大幅に強化される。
そのため、
悪魔帝から直接名を授かった悪魔=強大な力を持つ高位悪魔
という認識が一般的である。
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■他種族から悪魔となった者
人間、オーガ、エルフ、ドラゴンなどの他種族が悪魔となった場合は、悪魔としての姓を与えられる。
この姓にも魔力的な効果があり、身体能力や魔力量が向上する。
ただし、
生来の悪魔が悪魔帝から直接「名」を授かる場合より、その強化幅は小さい。
また、悪魔になったからといって即座に高位悪魔になれるわけではない。
その後の強さは、
年齢・経験・才能・戦闘能力
などによって決まる。
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第八章 フォンと領主
封建制度において領地を持つ悪魔は、
「フォン+土地名」
を姓として名乗る。
例えば、
ヴァルゼル・フォン・グレリアフォール
という人物がいた場合、
「グレリアフォールを統治する者」
という意味合いを持つ。
この「フォン」は、悪魔帝から授けられる名前ではない。
そのため、
フォンを名乗ったこと自体による魔力的な強化は存在しない。
あくまで、
「その土地を治める領主である」
ことを示す政治的・社会的な称号である。
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第九章 悪魔の階級上昇
悪魔は基本的に、長く生きることで自然に階級を上げていく。
しかし、それだけが唯一の方法ではない。
■強者を倒す
自分より高位の悪魔を倒し、その力を吸収することで、年齢に見合わないほど急速に力を増すことがある。
そのため悪魔社会では、
「長く生きること」
と同時に、
「強者を倒すこと」
も重要な意味を持つ。
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■悪魔帝による強化
通常の悪魔には、階級上昇に一定の限界が存在する。
しかし、
悪魔帝ヴァルゼルだけは、その限界の外にいる。
ヴァルゼルが自らの魔力を大量に分け与えれば、理論上は一人の悪魔を公爵級にまで引き上げることすら可能である。
しかし、この力はほとんど使われない。
理由は――
最古参七柱が反対するからである。
あまりにも強大な悪魔を大量に生み出せば、悪魔世界そのものの力関係が崩壊する。
そのため、ヴァルゼルが特別に力を与える場合でも、通常は、
子爵級程度
までに抑えられる。
これはヴァルゼルにそれ以上の力がないからではない。
帝国と悪魔世界の均衡を守るため、自ら制限しているのである。
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第十章 近代種・中世種・古代種・最古参
悪魔には、世代による大まかな分類も存在する。
■近代種
おおむね、
誕生から1000年未満
の悪魔を指す。
下級悪魔、中級悪魔、上級悪魔などが該当する。
近代種は人口が多く、帝国の兵士や労働者など、社会を支える存在でもある。
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■中世種
1000年以上、1万年未満
を生きた悪魔。
騎士爵以上の爵位を持つ者が多く、悪魔社会における支配階級を形成している。
中世種以上になると、一般的な悪魔とは明確に異なる強さを持つ。
さらに爵位が上がるほど、その数は少なくなっていく。
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■古代種
おおむね1万年近く、あるいは1万年以上
を生きる悪魔。
中世種を遥かに上回る長い年月を生き抜いた、極めて希少な存在である。
古代種ともなれば、単純な魔力量だけでなく、
* 数千年単位で蓄積された戦闘経験
* 魔法技術
* 知識
* 政治経験
なども持つ。
そのため、古代種の多くは伯爵以上の高位貴族となっている。
特に、
1万年以上を生きる伯爵・侯爵・公爵級
ともなれば、アビスライヒにおいても一つの勢力として扱われるほどの存在となる。
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■最古参
古代種の中でも、さらに長い年月を生きた悪魔たち。
その頂点に存在するのが、
最古参七柱。
彼らは二万年以上を生きる七柱の悪魔であり、悪魔帝ヴァルゼルを除けば、悪魔世界でも最高峰の存在である。
七柱のうち最も強い一柱は、
悪魔王。
残る六柱は、
公爵。
ただし、彼らは単なる高位貴族ではない。
数万年という時間を生き、何度も文明の興亡や戦争を経験してきた、
悪魔世界の生きた歴史そのもの
とも言える存在である。
世代分類
分類
年齢
特徴
───
近代種
0~1000年未満
一般的な悪魔。人口が多い
───
中世種
1000~1万年未満
騎士爵以上。帝国の中核
───
古代種
1万年近く~
極めて希少。高位貴族が多い
───
最古参
2万年以上
最古参七柱。悪魔王・公爵
───
そして、そのさらに上に立つ唯一の存在が――
悪魔帝ヴァルゼル。
彼だけは、この世代分類そのものから外れた存在である。
⸻
第十一章 種族と悪魔
悪魔は単一種族ではない。
* 人間
* オーガ
* エルフ
* ドラゴン
* 獣人
* その他の知的種族
など、様々な種族が条件を満たせば悪魔になることができる。
例えば、
オーガ → オーガデーモン
のように、元々の種族的特徴を残したまま悪魔となる。
悪魔化によって魔力や身体能力は向上するが、
元の種族が強いからといって、同年代の生来の悪魔より必ず強くなるわけではない。
悪魔社会ではあくまで、
年齢=基本的な強さ
という原則が強く存在する。
ただし、種族差・才能・経験などによる個体差は存在する。
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第十二章 魔法
悪魔世界では魔法が一般的に使用されている。
魔法には大きく五つの段階がある。
初級魔法
基本的な魔法。
中級魔法
一定以上の力量を持つ者が扱う魔法。
上級魔法
熟練した魔法使いが扱う強力な魔法。
軍団級魔法
一個人ではなく、軍隊そのものを相手にするための魔法。
破滅級魔法
国家規模の被害すら発生させ得る、最上位クラスの魔法。
一般的な悪魔は、誕生した時点でも中級魔法程度まで扱える。
そして生き続けることで、より高度な魔法を習得していく。
軍団級以上の魔法を扱える者は少なく、基本的には伯爵級以上の高位悪魔が中心となる。
悪魔は特に闇属性・暗黒系魔法を得意とする。
一方、悪魔は聖属性・聖なる魔法に弱い。
ただし、諸侯級以上の高位悪魔になると、その影響は大きく軽減され、通常の聖魔法では致命的な効果を与えることが難しくなる。
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第十三章 悪魔教
人間世界には、
「悪魔教」
と呼ばれる宗教が存在する。
しかし、悪魔教の信徒たちは、
悪魔帝ヴァルゼルの存在を知らない。
彼らが信仰しているのは、実在する一人の悪魔帝ではなく、
「悪魔」という存在そのもの
である。
一部の教派では、
「深淵の奥には偉大なる悪魔が存在する」
と信じられている。
しかし、それも伝承や推測の域を出ない。
低位の悪魔を召喚した者が、
「あの方」
「偉大なる御方」
などと口にすることはあっても、それが悪魔帝ヴァルゼルを指していると人間側が知ることはない。
そしていつの日か、人類は知ることになる。
伝説でも、宗教上の概念でもなかった。
悪魔帝は、本当に存在していた。
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第十四章 アビスライヒ
ヴァルゼルが統治する悪魔帝国。
その正式な国号は、
深淵魔帝国
と呼称し、
通称
アビスライヒや、
ライヒ
と呼ばれる。
巨大な帝国には無数の領地が存在し、それぞれの領地を悪魔の諸侯が統治する。
種族による差別は存在しない。
* 人間
* オーガ
* エルフ
* ドラゴン
* 獣人
* 悪魔
どの種族であっても、アビスライヒの臣民となることができる。
ただし、
種族による差別がないことと、身分制度が存在しないことは別である。
アビスライヒには明確な爵位制度が存在する。
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第十五章 帝国の政治制度
アビスライヒは、形式としては封建制を基盤とした帝政国家である。
諸侯はそれぞれ領地を治め、軍隊を保有する。
一方で、帝国の頂点には絶対的な権力を持つ悪魔帝が存在する。
ヴァルゼルは政治にあまり興味を持っていない。
そのため、基本的には諸侯に政治を任せている。
しかし――。
悪魔帝の決定は絶対である。
ヴァルゼルが本気で政治に介入すれば、帝国の制度そのものを一夜で変えることすら可能である。
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第十六章 選帝侯制度
アビスライヒには、かつての神聖ローマ帝国を思わせる、
選帝侯制度
が存在する。
侯爵以上――あるいは帝国の中でも特に高位の諸侯には、帝位選出に関わる権利が与えられている。
ただし、アビスライヒの帝位選挙は、人間世界の王選とは意味が異なる。
帝位選挙が行われるのは数百年に一度。
そして、その時に選ばれるのは常に、
ヴァルゼル。
そもそも他に帝位を争える者が存在しないからである。
そのため帝位選挙は、
「次の皇帝を決める選挙」
というより、
「諸侯が悪魔帝への忠誠を改めて示す儀式」
に近い。
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第十七章 最古参七柱
アビスライヒには、二万年以上を生きる最古参の悪魔が七柱存在する。
この七柱は、悪魔帝に次ぐ最高位の存在である。
その中でも最も強い一柱が、
悪魔王。
残る六柱は、
公爵。
彼らはヴァルゼルに対して絶対的な忠誠を持っている。
同時に、悪魔世界の均衡を維持する役割も担っている。
そのため、ヴァルゼルが強大すぎる悪魔を大量に生み出そうとした場合には、
「帝国の均衡が崩れる」
として制止することもある。
ヴァルゼル自身も、基本的には彼らの意見を尊重している。
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第十八章 軍事制度
アビスライヒの軍隊では、
爵位と軍隊の階級は完全に別の制度
として扱われる。
貴族だから軍隊で高い階級になるとは限らない。
逆に、平民出身であっても軍事的才能と実績があれば高い軍階級に昇進できる。
軍隊において重視されるのは、
実力・経験・功績
である。
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■悪魔十二将
アビスライヒ軍の最高幹部として、
「悪魔十二将」
が存在する。
十二将は全員、ヴァルゼル本人によって名を授けられた特別な悪魔である。
悪魔十二将
これは作者のイメージなので本編に出てくる時に変わるかもしれない。
上から第一将である、
1. 黒騎将
2. 魔獣将
3. 血鎧将
4. 冥炎将
5. 影刃将
6. 死霊将
7. 雷獄将
8. 魔導将
9. 毒蝕将
10. 幻惑将
11. 深淵将
12. 天魔将
それぞれが独立した軍団を指揮できるほどの実力を持つ。
彼らは非常に強い忠誠心を持っており、基本的に独断で戦争を始めることはない。
帝国軍の意思決定において、ヴァルゼル直属の最高戦力として機能する。
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第十九章 多種族軍
アビスライヒ軍は悪魔だけで構成されているわけではない。
* 人間
* オーガ
* エルフ
* 獣人
* その他の怪物・知的種族
など、様々な種族が軍隊に所属している。
ただし、
大将以上の軍階級に就くことができるのは悪魔のみ。
それより下の階級であれば、他種族も将校や兵士として活躍できる。
そのため、アビスライヒ軍は巨大な多種族軍となっている。
将官軍を率いる高い地位です。
大将、中将、少将、准将などがあります。
佐官部隊や基地のリーダーを務める中間管理職です。
大佐、中佐、少佐などがあります
尉官現場で直接部隊を指揮する若い士官です。
大尉、中尉、少尉などがあります。
下士官兵をまとめ、士官をサポートするリーダー層です。
曹長、軍曹などが含まれます。
兵最も下位の階級です。
一等兵、二等兵などが含まれます。
を使うイメージ。
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第二十章 近代化された帝国軍
長い年月を生きる悪魔たちは、人間より遥かに長い時間を文明発展に使うことができる。
その結果、アビスライヒでは魔法だけに頼らない軍事技術も発達していく。
* 戦車
* 戦闘機
* 砲兵
* 戦艦
* その他の近代兵器
そして、それらに魔法技術を組み合わせた、
魔導兵器。
魔法と科学。
古代から続く悪魔の力と近代的な軍事技術。
それらが融合した軍隊こそが、アビスライヒ軍である。
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第二十一章 帝国海軍と艦名
アビスライヒの大型艦には、
* 帝国
* 皇帝
* 領地
* 都市
* 歴史的地域
などに由来する名前が付けられる。
例えば、
アビスライヒ級戦艦
一番艦
〈アビスライヒ〉
二番艦
〈グレリアフォール〉
というように命名される。
艦名そのものが帝国の歴史や領土を象徴するため、巨大戦艦の建造は単なる軍事力の増強ではなく、
帝国の威信そのもの
でもある。
⸻
第二十二章 魔の大陸
人間世界には、巨大な大陸が存在する。
しかし、そのさらに先には、人間がほとんど足を踏み入れていない巨大な大陸が存在する。
そこは、
「魔の大陸」
と呼ばれている。
広大な土地には、様々な怪物・魔物・知的種族が暮らしている。
人間による大規模な国家建設はほとんど行われていない。
この大陸こそ、後にヴァルゼルが帝国の勢力を拡大していく重要な舞台となる。
ヴァルゼルはそこに存在する強大な怪物たちを支配下に置き、
悪魔だけではない、あらゆる種族による国家
を作り上げていく。
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第二十三章 セレニア大陸
そして、人間世界にはもう一つの巨大な舞台が存在する。
その名は――
セレニア大陸。
そこには多数の人間国家が存在している。
各国はそれぞれ異なる歴史、文化、宗教、軍事力、政治体制を持っている。
国家の人口規模も非常に大きく、主要国家は最低でも数千万人規模の人口を抱える。
人間たちは長い間、自分たちの世界こそが世界の中心だと思っていた。
しかし――。
セレニア大陸の外には、彼らの知らない世界が広がっている。
そして、その世界から、
アビスライヒ
が姿を現すことになる。
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第二十四章 ヴァルゼルの旅
数万年という時間を生きたヴァルゼルは、やがて悪魔世界に飽きてしまう。
圧倒的な力。
巨大な帝国。
数え切れないほどの臣民。
長すぎる時間。
それでも彼には退屈だった。
そしてヴァルゼルは決める。
――人間世界へ行こう。
そこで何が起きるのか。
どんな強者がいるのか。
どんな国が存在するのか。
そして、自分がどこまで世界を広げられるのか。
それを確かめるために。
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第二十五章 人間世界での活動
人間世界へ渡ったヴァルゼルは、最初から自らの正体を明かすことはない。
人間社会に紛れ込みながら、
* 冒険者
* 傭兵
* 犯罪組織
* 商人
* 情報屋
など、様々な人間たちと接触していく。
そして、必要な人材を集め、組織を作り、裏社会へと影響力を広げていく。
やがてその勢力は、人間社会の裏側から国家すら動かせる規模へと成長していく。
この時期は、悪魔世界編とは異なり、
数日、数週間、数か月という細かな時間経過
を中心に描いていく。
ヴァルゼルが人間社会を実際に見て、聞いて、体験していくことで、人間世界の文化や政治、宗教、戦争などを読者にも見せていく。
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第二十六章 魔の大陸への進出
人間世界で勢力を築いた後、ヴァルゼルはさらに巨大な舞台へと目を向ける。
それが、
魔の大陸。
そこには人間の国家とは比較にならないほど多種多様な種族が存在する。
ヴァルゼルは彼らを討伐するだけではなく、
仲間として迎え入れる。
強大な怪物。
知性を持つ魔物。
各種族の指導者。
彼らを悪魔帝国の支配下に組み込み、次第に巨大な国家を形成していく。
こうして、アビスライヒは単なる悪魔の国から、
多種族帝国
へと姿を変えていく。
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第二十七章 セレニア大陸への侵攻
やがてヴァルゼルは、セレニア大陸の存在を知る。
そこには自分たちとは異なる文明がある。
巨大な国家。
大規模な軍隊。
高度な政治体制。
そして、多くの人間。
ヴァルゼルは考える。
「ならば、戦ってみるか」
それは復讐でも正義でもない。
世界征服という大義ですらない。
ただ、
「強い相手と戦いたい」
そして、
「まだ見ぬ世界を自分の目で見たい」
という、悪魔帝自身の純粋な欲求から始まる。
こうして――。
アビスライヒとセレニア大陸の戦争が始まる。
⸻
第二十八章 降伏と帝国領
アビスライヒに対して降伏した国家には、複数の選択肢が与えられる。
* 完全に帝国へ編入される国
* 自治権を維持したまま帝国に臣従する国
* 帝国の保護国となる国
その国の事情に応じて様々な形態が取られる。
一方、最後まで抵抗する国家に対しては、ヴァルゼルは容赦しない。
戦争において敵対した国家は、帝国軍によって打ち破られる。
そして征服された土地は、
アビスライヒの新たな領土
となる。
⸻
第二十九章 帝国の拡大
セレニア大陸を征服したからといって、ヴァルゼルの旅は終わらない。
世界には、まだ巨大な大陸が存在する。
未知の文明。
未知の国家。
未知の種族。
そして、まだ見ぬ強者。
ヴァルゼルにとって、世界征服とは終着点ではない。
それは、
次の戦場へ進むための過程
に過ぎない。
アビスライヒはさらに領土を広げていく。
そして、その帝国の旗は――
まだ誰も知らない世界へと進んでいく。
⸻
第三十章 この物語の中心
この物語において、主人公ヴァルゼル自身の成長は、物語の中心ではない。
なぜなら彼は、物語の始まりからすでに世界最強だからである。
彼が成長するのは、
個人の力ではなく、国家である。
一人の悪魔から始まった帝国。
数人の臣民。
一つの領地。
一つの軍隊。
一つの国家。
そして――
世界最大の帝国へ。
戦争。
政治。
領地経営。
軍事技術。
外交。
種族間の関係。
貴族社会。
そして、圧倒的な力を持つ悪魔帝。
これは、
最強の主人公が世界を旅する物語ではない。
これは、
最強の存在が、自らの理想と退屈しのために、巨大な帝国を築き上げていく物語である。
⸻
――そして、物語は始まる。
数万年を生きた悪魔帝。
ヴァルゼル。
彼が初めて、人間世界へ足を踏み入れたその日から――
世界の歴史は、大きく動き始める。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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