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一日目 始めての知能

自分が思う小さな恋を日常の中で書きたいです!

20XX年 11月16日

-隕石衝突前-

ゴゴゴゴゴ


学者1「まずい、このままだと隕石が衝突するまでに時間がない!」

学者2「どうにか隕石の軌道をずらせないのか!?ミサイルでもロケットでもなんでもいい!!とにかくもう時間がない!!」

学者3「ダメです!隕石はもう大気圏に突入し何をしても速度が落ちることはありません!」

学者2「ならもう、どうしろってんだよ!!」

学者3「落ち着いてください!自分たちの安全が守れないのなら、次に託すしかないでしょう!」

学者2「世界が滅びるんだから託すも何もないだろう!?」

学者1「!!」

学者2「なんだ?なにかあったのか!?」

学者1「そういえば、研究ブース27番の研究で生物の人間化装置があったはず!!そこに入れられるだけの知識を投入するんだ!後ならどうにでもなる!」

学者3「もう手はありません、即急に装置を起動させてください!!」

学者達「でも、何を入れるんですか!!?」

学者3「っ!どうすれば⋯」

学者1「····」

学者1「⋯こいつを入れろ」

学者達「でっでもその子は!!」

学者1「いいんだ!!もう他にいない!!」

学者達「わかりました⋯」


装置 プログラム準備⋯ 機能問題無

動作確認良 システム起動完了 知識ヲ複製シマス

複製完了

投入中···(15%)


学者2「ダメだ、もう衝突するまでに間に合わない!!」

学者1「少しでも希望を持て!!まだ!まだできる!!!」


装置 残り5パ――

――シス⋯シ⋯シテ⋯システム 異⋯異⋯常発生

投一入ヲ中断⋯シ

完了⋯タ知⋯⋯ミ入⋯レマ―



130XX年 11月16日

「"あの日"から丁度11000年⋯

残ったのは私だけ⋯か」


私はあの日、とある研究で"人体保存力プセル試作品1号"に乗っていた、名前の通り、人を保存できるコールドスリープの類だ

その時に隕石が降ってきたらしい、私は隕石の衝突による被害でカプセルの制御が壊れ、つい1年前まで寝かされていた

日付はカプセルの時間経過表で何とか確認できた、システムもここにあるもので一応直すことはできた、食料も製造機を直せたから問題ない⋯だけど本当に


「こんな生活でいいのかな」


今は何もない、人がいなければ生命は生まれない、研究道具もまともに作動しない


「どうして、私だけ⋯」


ガチャ――


研究室の扉が開いた


私「え?誰か、いるの?」


扉の前に立っていたのは、背中に四本の触手があり青と黒色の模様の付いた髪の毛、瞳孔は横長かった


私「たこ⋯?」


たこ?らしき女の子は私の言葉を聞いて

あやふやな日本語で言った


???「私は名前はたこー、?」

私「たこー⋯ちゃん?」

たこー「私の⋯名前?」

たこー「あなたは⋯せんせー?」


私の着ている研究服から見たのか、私のことを先生と呼んだ


私「⋯好きな呼び方で呼んでいいよ」

たこー「先、生!」


それから色々なことを聞き、この子は人類の残した"希望"と知った


私「たこーはなんでここにいて、何をしなきゃいけないとか、わかる?」

たこー「⋯わからない、でも"けんきゅうしつってところに何が置いてあるとか、きかいの使い方とかそういうのはなぜかわかるの」


きっと作動中のプログラムが破損してしまったんだな、


私「なら私が教えてあげるから手伝ってくれ

たこー「うん!たこー頑張る!!」

私「いい返事だね」


私はたこーの頭を撫でた、にっこりと明るく笑った

それからたこーの言語能力向上に向けて勉強をさせた

たこーの脳には人類最高峰とも呼ばれる研究員達の残り火が残っていたからか、

一日でほとんど覚えてしまった


私「たこー」

たこー「?」

私「泳げる?」

たこー「泳げる!ずーっと泳いできましたもん!」

私「じゃあ生物研究のために、深海からサンプルをとってきてくれる?」

たこー「でも、深海って遠いよ⋯先生と離れちゃうの?」

私「大丈夫、通信機器で声で連絡できるし、顔が見たかったらカメラがあるから投影して見れるよ」

たこー「なら行く!!準備してきます!!」

私「いい子だね」


10分後···


私「準備できたね?」

たこー「はい!」


システム「深海通路ハッチ ヲ開ケマス、近クニイル者ハー―」


たこー「行ってきます!先生!!」

私「うん、行ってらっしゃい」



私「たこー?もうすぐ水深3000mだよ、苦しくない?」

たこー「全然へーき!」

私「よかったそのまま続けて」

たこー「!!」

私「どうしたの?」

たこー「⋯」

たこー「⋯先生、海って、こんなにもきれいなんですか?」


たこーの前には、おそらく衝突が原因とされる新たな生命の神秘が広がっていた


たこー「こけが青く光って、クラゲが群れを作っていろいろな魚が優雅に泳いでる⋯」


私は、景色を前に、たこーの口調に笑いそうになった


私「何その小説家みたいな口調⋯w」

たこー「あ!聞こえてたんですか?//もー⋯//」


たこーは恥ずかしそうに笑った


私「水深9000mに到達、大丈夫?」

たこー「余裕だねー」

私(すごい、本来たこは水深7000メートルまでしか記録されていないのに⋯)

たこー「先生!こんなのありましたよ?」

私「どれどれ⋯おお、なんだこれ」

たこー「なんだかナメクジみたいですね」

私「進化って恐ろしーねー」

私「あ!もう7時だ、海に気を取られてたね、戻ってきて」

たこー「はい!」

私「よく頑張ったね、えらい」

たこーのお腹が鳴る

たこー「先生、私お腹すいちゃった」

私「まぁよく動いたしね、何か作ってみるよ!」

たこー「やったあ!」


そういえば、たこーってアレルギーとかあるのかな⋯?


私「ちなみにたこーってアレルギーある?」

たこー「特にないです!」


私が作れるもの⋯

無難にお味噌汁⋯とか?



私「はい!お味噌汁!」

たこー「おお!」

たこー「これなんですか?」

私「まぁまぁ食べてみなよ」

たこーはお味噌汁を一口飲んだ

たこー「おいしい!」

たこー「本当に先生に会えてよかったです!!」

私「そんなことを言われると照れちゃうなー」

たこー「えへへ」


私「!、たこー、どうしたの?」


たこ一の目には涙があった


たこー「いえ、何も知らないはずなのに、なんだか懐かしくて…」


そんなことを話している間にたこーは食べ終わった


たこー「ごちそうさまでした!おいしかったです!」

私「食べ終わったら眠くなったね」

たこー「ねましょー!」

私「たこーはどこで寝る?」

たこー「うーん、先生と一緒に寝てもいいですか?」

私「全然いいよ」

私「電気消すよ?」

たこー「はい!」


私はたこーの腕に優しく抱きしめられた

いつぶりだろう、こうやって人と一緒に寝るのは⋯

そのまま私たちは眠りについた


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