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目的と決意

第二話


「それで何故俺の心が読める?」

俺は疑問だったそのことについて楓に聞いた。

「鍵を掛けてないからだよ。」

鍵?はぁ?何それ、はぁ?を何個つければいいんだよ!

「10個ぐらいじゃないかな?」

「うるせぇ!」

本当意味わからねぇこの世界は。

「ごめんごめん。ちゃんと説明するから。」

最初からしろよっていうツッコミはあえてしなかったが楓は腹を抱えて笑っていたのを見て、考えていることまで読まれているので恥ずかしくなった。

「じゃあここから説明が長いから飛ばしたい人はジャンプできたらいいね!」

なんてアホがボケているので心の中で『いい加減にしろ!』と、突っ込んでみた。

「ナイスツッコミ!」楓は誇らしげに笑って見せた。いや、いいから説明しろよ!楓は渋々説明を始めた。

「この世界は通称『死の世界』っていうんだよ。さっきもいったようにみんなの思い、未練で出来ているんだ。そして何故心や考えが読めるのか、ここにいる以上は心は解放されている状態にあるんだ。」

「現実の肉体と離れているからか?」

「その通りだよ。心は体と一緒だからね。けどいまは魂とここ専用の体しかないんだ。だから心は服を着ていないという事になるから。丸見えなんだ。だから鍵をする、情報が漏れない用に。」

楓はさっきと違い真剣に説明をしていた。知り合ったばっかりだが人が違うように思えた。

「んでどうやって鍵を閉めればいいんだ?」

すると楓は目を閉じて、

「頭の中でドアに鍵を閉めることをイメージするの。そうすれば鍵をかけることが出来るよ。」

「そんな簡単なことでいいのか?」そう言いながら俺は目を閉じ、ドアに鍵を閉めることをイメージする。

「どうかな?できた?」

「んなもんわかんねぇよ!そうだな俺の考えていることが読めるか?」

そして俺はアホ、アホ、アホ、アホ、アホ、アホ、アホ...と頭の中で連呼した。

「う~んよくわかんないや。」

「ってことは鍵が閉まった事だな。」

「そうだね。でも鍵を閉めたってことは鍵を作ったって事だから、鍵を盗まれたりしたらダメだよ。」

ますます訳ワカメだぁ!

「つまりどういうことだ?」

「心の鍵を閉めても、鍵は残るでしょ?その鍵はどうなる?」

「どうなるっつってもわかんねぇよ。」

「見えないけれどすぐ傍に鍵はあるの。見えなくても必ずあるの!」

楓の顔つきがいつの間にか変わっていた。何かに怯えるかのように震えていた。

「と、とりあえず分かった。要するに盗まれなければいいんだろ。」

「うん…。」

楓に何があったのだろうか。この謎の少女、見た目は俺と同じ高校生みたいだな。しかしまだ顔が幼いように感じる。まぁそれはいいとしてこれからどうするか...

「っておいぃ今思い出したけど俺パンツ一丁だったー。」

「はははっバカだね、会ったときに言ったじゃん。」

楓は元気になったみたいだな。まぁそれはそれで良かった。


「ここからどうすればいいんだ。」

俺はとりあえず死んだ身だ。ここは天国ではないし地獄でもない。何か目的があるははずなんだ。

「あのね、この世界に来た人はね皆死ぬ前の記憶が名前以外忘れてしまうの。ここの世界でのもくてきはね..。」

俺は唾を飲み込んだ。

「まとめて言えば一つだけど、分けて言えば二つなの。一つは記憶を思い出すこと。もう一つはその未練..出来なかったことをこの世界でやり遂げる事。この二つよ。」

「思い出せるのか、記憶なんて...。」

「やるしかないのよ!」

楓の目には決意で満ちあふれていた。どうすればいいかすらまともにわかっていないのにスゴいヤツだ。

「やるよ...やってやる!俺の記憶を取り戻して

成仏?とりあえずやってやる!」

こうして俺はこの世界で生きていくことを決意した。


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