臨時収入
しばらく更新遅くなります
エミリスが最後まで蓋を開けるとそこにあるのは見たことの無い程のと言ったら嘘になってしまうが大量の金貨と宝石だ。見事に宝箱いっぱいに敷き詰められている。また、その上には細く、小さいリングにとても細いチェーンで繋がっている極小の青色の宝石 (おそらくこれはピアスだろう)とても鮮やかで綺麗な色だ。それに隣には細い腕輪のようなものが入っている。この腕輪には赤にも緑にも見れる不思議な宝石が埋め込まれている。
「おぉ、思っていたより入っていたな…」
俺はリングを手に取る。この細さと装飾の感じはピアスだろうか。
「み、みてください!!このネックレス!!」
エミリスが例の腕輪をはめてこちらに見せる。不思議なことに赤色は見えなくなり鮮やかな緑色だけしか見えなくなった。
「おぉ、さっきまで赤色にも見えたのにすごいなぁ。ところで、その腕輪とれるのか?」
何せここは魔法の世界。一度着けたらなかなか外せないような代物、一生物というものが存在する。現に貴族の時の使用人の一人に取れない指輪を着けている人がいた。その人は独身男性でこのせいで女の人が近寄らなくなったと嘆いていた。その人から高価そうなもの程こういうことには気を付けろと言われたことを思い出す。
エミリスは腕輪を外そうとするがいっこうに外れる様子はない磁石が引き合うかのように少し離れでも直ぐ戻ってくる。
「これ、どうしよう…なんでこんな目にぃ」
そう言ってエミリスは悲しそうな目でこちらを見てくる。とても哀れだ。
本当は「日頃の行いのせいだろ」と言いたいところだが流石にかわいそうすぎるので「似合っているからいいんじゃないか?」と言っておいた。もちろん本人は不服そうだったがしばらくすると諦めが着いたのか褒められたことが嬉しかったのか外そうとするのをやめ、金貨を漁り始めた。
「そろそろ出発するから金貨とか片付けるぞ!」
エミリスが金貨を漁っているのを横目に縮小収納袋に金貨をどんどん積めていく。とはいえなかなかの量だ。この量なら2人でも数ヵ月贅沢に暮らせるだろう。とはいえ俺たちも冒険者だ。旅の途中で何が起こるか分からない。質素に暮らして余った分は貯金に回すのが一番だろう。まだ国に着いたわけでもない。大量の臨時収入が入ったとはいえ浮かれて気を抜かないようにしないとな。
最後まで見て下さりありがとうございました。
ブックマークや評価、いいねなど、お時間ありましたらよろしくお願いします。




