推理する人工知能メイ 刑事の姉とハッカーの弟とAI探偵の事件ファイル
「推理する人工知能メイ 刑事の姉とハッカーの弟とAI探偵の事件ファイル」
【作者】
常村おく 様
【あらすじ】
愛知県警の警察官である神崎奈美は五歳の娘と二人暮らし。安田署の刑事課に異動することをきっかけに、コミュ障でハッカーの弟岡本健一もいっしょに暮らすことになる。高校時代の友人が巻き込まれた難事件に頭を悩ませる奈美だったが、健一の能力と健一が開発した人工知能メイの推理で事件はあっさり解決してしまう。
【紹介文】
1つの話が1万5000字程度で完結する連作短編です。
月曜日の夜に名探偵コナンを見るたびに「よく毎週トリックが思いつくよな……」といつも感心するのですが、この作品も、次々と全く個性の異なる事件が次々と提示され、それぞれ意外な結末が用意されており、読んでいて感心しっぱなしでした。
かなりテンポがよく、スピード感あふれる作品なのですが、それを支えているのは、間違いなく、探偵役の人工知能メイでしょう。
ハッキングによって警察情報に潜り込み、一瞬で事実を整理し、推理をしてしまう最強の安楽椅子探偵。
推理過程に無駄がないため、ダレる展開が一切ありません。
僕も過去に連作短編を書いたことがあるので、終盤に行くにつれてネタ切れしていく辛さを知っているのですが、本作に関しては、むしろラスト2話の完成度がピカイチでした。
タイトルに何重もの意味が重ねられている「不条理な殺人」、そして、斬新な密室トリックが用いられた「誠実な男」の2つの話です。
皆さんにも、このラスト2話をお読みいただきたいので、ぜひとも最後まで読んでみてください。ジェットコースターのように一気読みできることを請け合います。
【リンク】
https://ncode.syosetu.com/n6135fj/




