13話
「レオン、王都に行かないか?」
「王都に…ですか?」
「ああ、レオンも五歳になったし、そろそろ王都がどういう所か見ておいても、いいんじゃないかな」
ここハンレア大陸には四つの大国と数十の小国がある、大国の名前はドリアス公国、ヤハネ商国、シャイターン神聖国、そしてディアシス王国である。
俺たちの暮らしている国は最後のディアシス王国で、近くに海があり交易が盛んな豊かな国だ。
まあ、ここの領地は海から遠く立地にも恵まれていないから不便なのだが…
「どうする、レオン?」
まあ王都がどういう所か気になってはいたし、一度くらい行ってみるのもいいだろう。
「じゃあ、行ってみたいです」
「そうか、なら明日にでも出発しようか、一週間程滞在するから荷物を準備しておくんだよ」
「はい、分かりました」
荷物はソーヤに言えば準備しておいて貰えるだろうから、今日もタイバーンの所に行ってこの前の続きを教えて貰おう。
俺は、あの日からほぼ毎日タイバーンの所に行き、魔法を教えてもらっていた。
まあ、ようやく初級の火魔法と風魔法が使えるようになってきたところだが…
合成魔法を使うには元となる魔法が使えなくてはならない、なので最初は基本の属性の魔法を習得するところから始めている。
と、考えていたら視界にソーヤが洗濯物を干しているのが目に映った。
「ソーヤ」
「あれ、レオン様どうかしましたか?」
「明日からお父様と王都に行くから、着替えとかの準備をしておいて欲しいんだ」
「王都にですか!!分かりました、お任せくださいレオン様!!」
そう言って急いで準備をしにいくソーヤに、後ろからタイバーンの所に行って来る、と大きな声で言うとタイバーンの家を目指す。
タイバーンの家に向かいながら、鑑定眼で自分のステータスを確認する。
名前:レオン・ウェスコット
レベル:18
種族:人間
HP:94/94MP:102/102
職業:下級貴族
先天性スキル
無属性魔法レベル7
剣術レベル9
鑑定眼レベル99
後天性スキル
薬師レベル6
火属性魔法レベル3
風属性魔法レベル6
加護
異世界の神の加護
あれからレベルも上がりMPが100を超えた、剣術スキルや薬師スキルもレベルが上がっている。
これもクラによる剣の訓練と、その度に怪我をして薬草等を探して治療をしていた賜物だろう。
この調子でレベルを上げて行こう。
それからしばらく歩いているとタイバーンの家が見えて来た。
少し歩くペースを早め、ドアの前に立ちドアをノックする、そして、タイバーン入るよと一声かけてドアをあける。
ドアを開けて中を見てみると、いつもタイバーンが作業している机辺りに同い年位の女の子がいた。
しかも着替えの最中だったのか服を脱いでいた状態で、つまり下着姿でだ。
「きゃ」
「きゃ?」
「きゃああああああああああ!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
叫び声が聞こえると同時にこちらも絶叫しタイバーンの家から飛び出す。
頭の中は混乱し何を考えればいいのかわからない、あの女の子は誰なのかや白色だったな等と、わけのわからない思考をしていると、山の方からタイバーンが来て一言
「何があったんじゃ?」
と状況を掴めていない困惑した感じで聞いてきた。
13話目でようやくヒロイン?を出せました。
いつも見てくださってありがとうございます。
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