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剣と魔法と転生者  作者: 将棋好き
2章
10/25

10話

「レオン様、起きてください」


「うーん、後五分…」


「今日はレオン様の適性属性が分かる日ですよ」


「そうだった!!」


 昨日、あれほど興奮していたというのに、当日に忘れるとは…

 子供に生まれ変わって、そういった機能が曖昧になっているような気がする。


「さあ、早く起きて顔を洗いましょう」


 顔を洗っている間に、どうやって適性属性を判断するのか話を聞く。


「そういえば、どうやって適性属性を判断するの?」


「レオン様、この前の説明を聞いていなかったんですね…」


 説明?…そういえばあったような、なかったような…


「はあ、もう一度説明しますね、適性属性を知るためには、神の加護を受けた司祭様が、神聖魔法を用いて判断するんですよ」


 神聖魔法は、神に加護を受けた者しか使うことのできない特殊な魔法だ。

 俺も一応神の加護はあるのだが、異世界の神の加護なのでそういった能力はない。


「昼頃に司祭様がいらっしゃるので、それまで儀礼用の服に着替えましょうか」


「え…儀礼用の服…」


「なんでそんなに嫌そうな顔になるんですか?」


 そりゃあんな装飾の沢山ついた服着る方が恥ずかしくなる。


「普段の服じゃダメ?」


「ダメです」


「どうしても?」


「どうしてもです」


 はあ、できればあの服は着たくなかった。

 一年前ソーヤとクラが領内の服屋で作らせた儀礼用の服は、これでもかと言うくらい装飾がしてあり、色も黄緑と明るい色で正直着る方としては、かなり恥ずかしい。


「大丈夫ですよレオン様、レオン様ならどのような服を着ても似合います」


「ああ…そうだね…」


 こうなったら腹を括るしかないようだ…

 せめてもう少し色が暗かったらなぁ


「ハァ…」


「ほ、ほらレオン様、そろそろ朝食を食べに行きましょう」


 こうして食堂に向かうと、皆して俺がなに属性か話している。

 そして入った俺に気づいたグレンが話しかけてきた。


「やあレオン、よく眠れたかい?それとも緊張して眠れなかったかい?まあすぐ終わるからあんまり緊張しなくてもいいよ」


「そうよレオン、一瞬で終わっちゃうんだから」


「はい、父様、母様」


 そんなに早く終わるのか、もっと時間をかけるのかと思っていた。

 まあ早い方がその分、魔法の練習をできるからいいのだが。


「ねえ父様、母様」


「なんだいレオン」


「適性属性の判断が終わったらタイバーンの所に行ってもいい?」


「タイバーンの所にかい?」


「適性属性の魔法の練習をしたいんだ、行ってもいいでしょ」


「わかった、でも暗くなる前に帰るんだよ」


「はーい」


「ふふ、それじゃあ早く朝食を食べちゃいましょ」


「ああ、そうだね」





 朝食を食べ終った後は、ソーヤにつれて行かれ儀礼用の服に着替えさせられた。

 最後まで抵抗したのだが結局無駄な抵抗に終った。


「レオン様、お似合いですよ」


「ありがとうソーヤ…」


 儀礼用の服に着替え終わっても、司祭が来るのは昼頃なので、まだちょっと時間がある。

 こういう時は書斎にいって時間を潰すとしよう。


 タイバーンにあってから書斎に来るのは久しぶりだ。

 なんたってタイバーンに聞けば教えてくれるのだから、本を読む必要が無かった。

 タイバーンに色々教わり今のステータスは


 名前:レオン・ウェスコット


 レベル:11

 種族:人間

 HP:76/76 MP:82/82

 職業:下級貴族

 先天性スキル

 ???

 剣術レベル6

 鑑定眼レベル99

 後天性スキル

 薬師レベル2

 加護

 異世界の神の加護




 となっている。

 タイバーンと一緒に魔法の練習をしていたら、自然とレベルが上がっていた。

 あれからもう一年半がたったとしみじみ思う瞬間だ。

 いつかレベル100になってみたいものだ。

 そういえばタイバーンには鑑定眼を使った事がなかったな、あれだけ強いんだレベルも相当高いだろう。

 そんなことを考えていたら


「レオン様、司祭様がいらっしゃいましたよ」


 という声が聞こえてきた。

 いよいよ俺の運命の瞬間だ。



誤字脱字やアドバイス等ありましたらご連絡ください。

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