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音というより、響く  作者: 夕月(ゆうづき)遥(はるか)
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序章

おはようございます。またまた小説家になろう様の夏の企画に沿うような作品を書いて投稿しようと思っております。になっていただけましたら幸いです

この音は、一体何処から聴こえてくるのだろう?

 堀川ほりかわらんは首をかしげた。

━━ずん、ずんずん、ずずん。

 とお腹に響く、音というより振動だった。━━何処かで工事でもしているのかしら?

 蘭は窓を開け、首を回して工事現場を探そうとした。が、そんな様子はなさそうであった。

━━━それにしても・・・。まるでお相撲さんが大勢で四股しこを踏んでいる時の振動に似ている気もする。しかし、この付近には、お相撲部屋なんてないし、越してきたなんていう噂も聞いたおぼえもない。振動は、頭の中にまで響いた。それが片頭痛を誘発ゆうはつしているとしか思えない。

うるさい!」

 蘭はあまりの騒音に耐えきれず、独り自室で声をあげてしまった。

 母親はスーパーにお買い物にでも行ったのか、留守のようだった。スーパー行くなら、帰りにチョコ関係のお菓子を買ってきてくれたらいいのだが。

 チョコを食べたいと思い出したのは、通っている中学から下校を開始した時である。

 途中からずっと食べたいと思っていたのだ。

 それより。━━これがもしかして何らかの怪異の出す音なのだとしたら、あたしの身は危ないのかしら?これから帰ってくるママは?

 なんとかこの音の正体を解き明かして、あたし自身も、母の身を守るようにそれを討ち倒してみせよう━━。

 彼女は 男勝りの正義感と責任感と勇気を持っているのだ。無鉄砲なところはあるけれど…。

お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。

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