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この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません。

【連載版】 愛しの旦那様は次の春までにわたしを殺すようです

作者:御鷹穂積
夫は嘘つき。だからこそ、彼女は幸福になれる――。

貴族令嬢だが、白い髪と赤い瞳の所為で呪われた子として差別されていたディーナ。
彼女が十八歳になった年のある日、ディーナの容姿を呪いだと信じ切っている義母が、まじない師を雇った。

心優しいまじない師の青年ロランは、生まれてからずっと醜いと否定ばかりされてきたディーナを美しいと言う。
やがて二人は駆け落ちし、ある都市で慎ましく、だが幸せに夫婦として暮らしていた。

しかし、ロランの正体は義母に雇われた殺し屋だった。
彼女に幸せを感じさせてから殺すようにと、依頼されただけの。

偽りの愛だと知りながら、あまりに完璧なその嘘に、ディーナは満足する。
彼女は気づいていなかった。
途中から、嘘が真実に変わっていることを。

ロランは気づいていなかった。
自分の嘘が最初の時点から見抜かれていたことを。

互いに嘘を抱える夫婦の逃避行は、
どのような結末を迎えるにしろ、次の春までに終わる。
2◇蛇と蛙
2025/05/01 08:00
5◇本当に、ささやかな
2025/05/02 13:13
7◇準備
2025/05/05 23:52
9◇駆け落ち
2025/05/19 18:00
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