虐待現場の園は、とても綺麗で、先生たちが皆、若い。
何から書けばいいのか…
まず私が働いている園の特徴を、
フェイクを織り交ぜながら書いていこうと思う。
園はとても美しく、花がたくさん咲いていて、
建物も北欧風だ。
そして先生は若い先生が多い。
見学に行った時、とてもいい感じだなと思ったものだ。
園庭には緑の人工芝が敷き詰められており、
遊具がたくさんある。
教室にはおもちゃがたくさんあって、こどもたちは思い思いに楽しく遊んでいるように見えた。
牛乳パックでできた壁がいくつか立てられており、
こどもたちのプライベートを守るためと入社時に説明を受けた。
着替えの時、女の子で恥ずかしい子はこの牛乳パックの壁裏で着替える。
興奮してしまった子を抱きしめて、牛乳パックの壁裏で落ち着かせる。
などなどの説明を受けた。
これが後で虐待の現場となるのだが。
入社時。
私は、軽快な話し方の園長先生から説明を受けた。
私はピアノが弾けないし、
経験もないので、手伝いからさせてほしいとお願いした。
すると、なーんもできなくていいよ!
ここの先生はピアノできなくてもいいの!
できる人が弾くからね
そう言われて安心した。
雰囲気の良さそうな園だったので、ぜひ働かせてくださいというと、来月からきてくれと言われて、契約をした。
が、実際に入社した時には、
もうその園長先生は辞めており、
もともと部屋で先生をしていたと言う先生が、
園長先生になっていたのだった。
新しい園長先生はしゃがれた声で、
目は狐のように細く、
かなり年配な方のようだった。




