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112.中里美咲のいじめ

 そんなコミュニケーションを取っていると、中里の奴が目線に入ってきた。中里は男と見まごうような大きな体形で、身長は175㎝ぐらいあった。ちなみに僕は168㎝で理恵は160㎝だった。もっとも理恵はロボ娘になった時にほぼ同じ身長になっていた。ちなみにキャラメルママで理恵が先に「鋼夜叉」をプレイした時は本気で悔しがっていた。


 「おはよう、金城さん。ロボットになったご気分は? 学校にロボットになって登校するなんて、なんてブルジョワのような真似が出来たわけなの? あんたみたいな貧乏な家庭で」


 中里が、そんなに高飛車なのは昔はどこかの旗本か大名の分家だったという自負によるもののようだ。そんなのはもう一世紀近く前に没落したというのに、どうも偉そうにすることで何かのアイデンディティを護ろうとしているのかもしれなかった。分からないけど。


 そんな嫌味な中里に対し理恵は聞こえないふりをしていた。それは綾先生の指示によるものだった。どんな反応を示すのかを確かめよということだ。綾先生は理恵が視認しているすべてを現在監視していたから。すると中里がエスカレートしてきた。


 「ロボットなんだろ? わかっているんだろ、なんか反応を示しやがれ!」


 そういって中里が理恵にフラストレーションが爆発しているんだといわんばかりに、つま先を前に突き出した!

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