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贈り物

ここから、一気に展開変わります。

 ルークがカナハルムとマリーの前に姿をあらわす少し前。


「ついに、四十九層まで攻略したんだね!」

「あぁ、明日は休みにして、明後日、決戦の日だよ!」


 ユリーカとカナハルムとミカエル、マリーの四人は、今日四十九層まで攻略できたのだ。一ヶ月で攻略となると、過去にはない実績を残した。


「ねぇ、何で明日休みなの?」

「……天使はずるい。人間には休みが必要」

「わ、分かってるわよ。でも、この高揚感はどうしたらいいの?」

「それは、寝てたら無くなるよ」


 四人は同じ宿に泊まっている。半月前にもうみんな同じ宿で良くね? と、ミカエルが言ってから、マリーとミカエル。カナハルムとユリーカの二人一組で二部屋で泊まっている。

 そして今は、カナハルムの部屋に集合している。


「さて、夜だし寝るか」


 カナハルムがそう言って二人を部屋に送ろうとした、その時だった。空間に歪みが生じた。

 みんな一気に臨戦態勢に入った。

 歪みが発生してから二秒後、出てきたのはルークだった。


「よっ! 久しぶりだなカル。マリー」


 散歩してたら会った、おじさん的な感じで出てきたルークに、ユリーカ以外の三人はぼーっとルークを見ていた。

 ユリーカだけはルークに会ってないから、この状況にうまく付いて行けてなく、未だに臨戦態勢に入っている。


「ちょ、ちょっと! みんなどうしたの!?」


 ユリーカのその声にやっと戻ってきた三人は多種多様の反応を示した。


 マリーはパパ、パパと言いながらルークに抱きついた。


 ミカエルは、マリーに抱きつかれているルークを羨ましそうに見ている。


 そして、ルークは、尊敬している師匠に再び会えたことに喜びを隠しきれなくて、ルークに今まであったことを、色々と話している。


「おうおう、なんかすごい反応だな。まさか、ここまでだとは思わなかったぞ」

「パパ、パパ。会いたかったよ」

「ルークさん、聞いてくださいよ。この間ですね……」


 こんな感じの光景が後十分ほど続いた。ユリーカは未だに訳が分からない状況だった。


 それから落ち着きを取り戻した四人はルークがいきなり現れた理由を聞いた。


「マリーの為に新しい杖を手に入れたからな、それを渡しにきたんだよ」

「……私に、プレゼント///」


 マリーは乙女の顔でルークからの世界樹の杖を貰った。


「それは、世界樹の杖だ。世界樹の枝から作られた世界最高の杖だな」


 その説明を受けた四人は恐る恐るその杖を触ってみたり、眺めていた。

 当のマリーはガタガタと震えていた。


「こ、こ、こんな、す、凄いもの。貰って、い、い、の?」

「もちろんだよ。お前のために作ったんだからな。そして、カナハルムにはこれだ」


 そう言って、アイテムボックスから純白の魔剣を取り出した。


「これも、今じゃ手に入らない素材を使ってるから、盗まれるんじゃないぞ?」


 ルークは笑いながらそれをカナハルムに渡した。


「もう、手に入らない素材。魔剣」


 いきなり、凄い情報量でカナハルムは、頭がパンクした。


「そして、これとこれが二人のだな」


 またまた、アイテムボックスから二つのものを取り出した。


「その二つは、これから起きる戦いには必須のものだ。だから、身につけておけよ」

「ルークさん。これから起きる戦いとは?」

「そうだな。話しておくか。今、この世界は再び滅びの道を辿ろうとしている。それをお前たちに阻止してもらいたい」


 その話を聞いた瞬間、四人は今までいろんな反応を示した、穏やかな空気からピリッとした空気に一変させた。


「これからって言っても、後一年以内の出来事だと思う。でも、この一ヶ月は安全だから準備期間として活用してくれよ。そして、今から話すのが、その戦いについてだ。心して聞いてくれよ」

「「「「はい」」」」


 そして、ルークはこれから起こるだろう戦いについて語り出した。

終わりに向けてダッシュ!

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