魔王は鍛冶都市を見学する
ちょっと忙しい_(┐「ε:)_
日をまた越し、朝がきた。
「良い朝ですねー!」
「はは、そうだね。」
「ああ。」
クラルテが部屋の窓を押し開き、朝日が部屋に差し込む。
空を見なくても天気が良いとわかるほどの光量だ。
クラルテが外に向けていた体をこちらに向け、口を開いた。
「今日は何しましょう?たまには三人で町の見学でもどうですか!」
「そうだね、三人でってのも良いねえ。」
「ああ。」
俺たちは町の名所を回ることになった。
まずは、冒険者ギルド。
ダンジョンで出た物を買い取るらしい。
あとは、欲しいものを書いて冒険者に頼む「クエスト」というものがある。
冒険者というのは自称でしかなく、自由に職に就けるらしい。
次に商業ギルド。
冒険者ギルドから物を買い取り、ほかの街に流通させるところだ。
こっちはしっかり免許証なるものが必要らしい。あと、「信用は命」が基礎だとも。
あとは名所というものはないが、ダンジョン都市の中に立派な孤児院がある。
冒険者がダンジョンで命を落とした時に、ここに預けられる。
そんな人が多いためか、子供も多かった。
だが、子供の顔に苦痛な顔がないところを見ると、良い孤児院なのであろう。
残りの名所はダンジョン都市なだけにダンジョンだ。
色々なダンジョンがあり、今では100は軽く上回ると聞く。
ダンジョン内が異次元でなかったら、大災害が起こるところだ。
その日は、ダンジョン産のものを買い漁り、宿に戻った。
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ちらちら




