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魔王は残金が気になる

俺たちは宗教国家リスマスに向かって、今日も歩いている。


俺は不意に思い出した。

買い物をするにはお金が必要だ。クラルテはたくさん買っていたが、残りのお金は大丈夫なのだろうか?


「クラルテ。」

「なんですか?ヴェセル様?」

「お金の残りは大丈夫か。」

「はい!もちろん大丈夫です!お母さんがたくさんくれましたので!」

「そうか。」


クラルテは母からたくさんのものをもらっているらしい。


「お母さんはどうやって稼いだ。」

「お母さんの仕事ですか?お母さんの仕事は自分が魔法で創り出したものを町などで売る仕事です。私もちょこちょこ手伝っていました!」

「そうか。」


改めて魔法は便利だと思った。


「お金は創れないのか?」


これが一番楽だと思って聞いてみた。


「お母さんなら創れるんですけど、私はお母さんに、あまりお金を創ってはいけないってならいました。楽を覚えたら戻るのが大変だからって言ってました。」

「そうか。」


クラルテの母はしっかり者らしい。

本にも「自分の力で得たお金でする焼肉は美味しい」という名言が書いてあった。

もしもお金がなくなっても、クラルテが創った物を売ればいい。そうクラルテ自身が言っていた。


お金の話をしながら、今日も宗教国家リスマスに向かう。

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魔王は歩く。(改稿版)
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