表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/122

魔王は戦う?

外に何かいる。


俺はクラルテたちが寝ている時に、そう感じた。

そして、外に出るとそいつはいた。


巨大なムカデ。

横幅で4メートル、長さはわからない。

色は紫で毒々しい光沢がある。


それよりも俺が感じているのは、あの感じ。

勇者や魔王に感じる既視感。

勇者の方だ。

それをムカデから感じる。


こいつは魔物の勇者。

俺らの敵だ。


そいつは俺に気づいたのか、こちらにすごい勢いでやってくる。

家屋を破壊しながら突進してきた。


ばちんっ


当たったら吹き飛ばされそうなので、ビンタ、所謂平手打ちを食らわす。

反射的にしてしまった。


どごご


ムカデは真横に吹き飛び、家屋をなぎ倒す。

俺が家を壊したのではない。

ムカデの勇者が悪いのだ。

そんなことを考えていると、ムカデがまたこっちにやってきた。


平手打ち、家が壊れる。

同時に悲鳴も聞こえる。


このムカデは悪いやつだ。

家を壊し、人に怪我をさせるなんて。


俺は魔法を使う。

こいつを倒すという意思を込めて。

しかしまた違和感を感じた。

魔法が放たれる。

それがムカデに当たると、ムカデはガテツからのそのそと出て行った。


俺の属性は謎だらけだ。

違和感を感じるときは、必ずと言っていいほど、考えているイメージと違うことが起きる。


俺は考えることを放棄し、宿に戻り本を読む。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブックマークや評価、感想など‬ 是非よろしくお願いします。‬

魔王は歩く。(改稿版)
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ