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魔王は再度鍛冶屋に行く
俺はガテツの街を一人で散策をしている。
何があったのかと言うと。
ただ単に別々に散策しましょう!、とクラルテに言われたからだ。
今日は何をしよう。
散策とは目的もなく歩くことだ。
うん?目的...
俺の旅の目標はクラルテを守ることではないか?
でもクラルテに「別々に」と言われてしまっては、しょうがないのだろうか?
そんなことを考えていると、前にクラルテたちと行った鍛冶屋に着いた。
あのインゴットについて聞いてみたい。
俺がそう思っていると、もう鍛冶屋に入っていた。
今日はカンカンと鉄を叩く音がなく、静かだ。
カウンターにはドワーフのおじいさんがおり、武具の整備をしていた。
「すまん。」
「うむ?何に対して言っておるんじゃ?」
話が噛み合わない。
クラルテにはこれを言うだけでわかってくれるので、ありがたい。
「このインゴット、使い方。」
俺は麻の袋からインゴットを取り出し、おじいさんに見せる。
「なんじゃ、そういうことか。言いたいことはわかったが、わしにもそれは扱えん。何故ならそれを渡してきた女がお前さんにしか扱えないと言ったからじゃ。実際にわしもそれを叩いてみたが形が変わる様子がない。本当にお前さんにしか扱えないようだ。」
「わかった。」
俺はそれだけ聞くと、麻袋にインゴットを戻し、店を出る。
俺は散策を続ける。




