表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
40/95

「小さいころもお泊り会するとかしないとか言いながら結局できなかったからな。俺は楽しみにしてたんだけどね」


話し方がくだけてジルに戻っているではないか。そういえばふたりだけのときは俺という一人称を使っていることに今気づいた。


「と、言いましても今はもう大人ですから……」


「そうだね」


そう言ってウォルターは不敵な笑みを浮かべる。


「でんか?」


棒読みになってしまったところでウォルターはクスクスと笑った。


「うれしい。俺を意識してくれている証拠だね」


「いしき……」


かーっと顔が赤くなる。

意識しているのか?しているのかもしれない。

そりゃそうでしょうよ。こんな男って感じで近寄ってきているくせに。


「大丈夫。何もしないよ。ただ、君を他の客間に案内するのは危険だからな。俺の近くに置いておきたい」


「と言いますと?」


と、また耳元に口を近づけてそっとささやくように言う。


「王宮内には今も危険が潜んでいる。俺はここで何度も暗殺されかけている」


「え?」


なんと、あのときの毒だけでは足りず今も?


「君が俺の妃になることは決まっているし、俺が気に入っているという噂はもう王宮中に流れているからね」


気に入っている?それはどいう……。


「君も狙われると思って間違いないんだ。私生活も気を付けてほしい。君には影をつけることにしたよ」


影とはもしかして影のように王家の人間を守っているという誰も見たことがないあの?


「そんな大それたものを……」


「大それちゃいないよ。君は俺の妃になるのだからね」


そういうとウォルターは魅力的な笑顔でまたにっこりと笑った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ