7話 自室のコーディネイト
私は物々交換魔法で遊んでいたが、ルナがこんなことを言ってきた。
「そういえば、イチカの部屋あるよ?」
「そうなの?」
「おうおう、心の氷が溶けてるじゃないか、よかったな」
今更会社の監視が無いことに気が付いた私は、いつの間にか気が楽になっていた。
「そう?」
「ものすごくパヤパヤしてるぞ」
「それじゃ、自室に行ってくる!」
私は走って自室に向かった、走ったのっていつぶりなのかな
「広い、今までは会社の施設で寝てたから」
そこにはふかふかベッドとドレッサーがあった。素朴だけどそこがいい。
「ふかふかベッドだ、7年ぶりだ」
ふかふかベッドに顔をうずめると、少しいいにおいがした。
「錬金術か」
ふと錬金術の事を思い出していた。難しいのかな。
「教えてもらうか」
私は魔法使いに錬金術を学びに行った。
「錬金術を学びに来たの?」
「そうなんだけれどさ、いつも魔法使いって呼ぶの面倒」
「名前言ってなかった?」
「うん、聞いてないね、記憶している限り」
「ニゲラだよ、親はどうしてこの名前にしてくれたかわからないんだけれどね」
ニゲラは自室に案内した。飾り気はなく、中心に釜と机があった。
「これで錬金術ができるのよ」
「大きな釜だね」
「そうそう、大きなものが出てくる時は屋外でするんだけど」
そして木と水を窯の中に入れた。
「これをコネコネしたら……ほら!」
取り出したのは、鉄のようなものだった。
「これで金属類が生み出せるのよ」
「うーん、これってどういう原理で生み出してるの?」
「材料と魔力だね、魔力はルナからもらってるでしょ?だったら簡単にできるよ」
そして木と水を渡してきた。
「はい、これ入れてみて?」
「うん……大丈夫?燃えない?」
「火はたまに使うけど、爆発はめったにしないね」
そして私は材料を窯に入れた。
「そして釜に手を触れて魔力を注ぐんだ」
「魔力を注ぐのね」
私は釜に魔力を注いだ、そしてできたのは鉄だった。
「うまくできたじゃないの」
「これが……錬金術か」
私はできた鉄をニゲラの頬に当てた。
「冷たいなぁ」
そして私はニゲラの頬に当て続けた。
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