5話 夜の盛り、そして死んだ目
私は魔法使いに言ってあげた。
「お疲れ」
「いやぁぁぁ」
そして完全に夜になった、星が綺麗だ。
「さて、私は寝るよ」
ルナの髪の毛が青色に光っていた。
「おやすみー」
葉っぱの布団か、どうせなら布にくるまって寝たかったけど、ぜいたくできないものね。
「さて、イチカが寝たし、どうしようかなぁ」
ルナはこの魔法使いをどうしようか迷っていた。
「とりあえず脱がす!」
「ひぃぃぃ」
服はすんなり脱げた、そして下着一丁になった。
「今夜は寝かせないぞ」
「タスケテェェェ」
そうしてルナは魔法使いにわからせた。かわいいなぁ……食べちゃいたいぐらいかわいいなぁ……
私は起きた、ゆっくり起きるって、なんというか……最高だ。
「……服が散らかってる、どうかしたんだ……ってぜったいあれだな」
そこには下着姿のまま寝ている魔法使いがいた。多分これ襲われた後だな。するとルナが起きてきた。
「おはよー、この子、ちなみに仲間になりたいって言ってたよ」
「そ……そうなのね」
「それにしても、心の氷、融けてるじゃないの」
「そう……?」
そういえば、感じたことのない感情のようなものが湧き出てくるような気がしてきた。
「すき!」
「急にどうしたのよ」
「私の本当の気持ちよ、それと、家、作らないとね」
そして木を板にしてと言われた、言われたらやる、それまでだ。
「よいしょ」
私は仕事を速く済ませた、休むのは気持ちいいから。その時、魔法使いが起きてきた、その目は死んでいる。
「私もうお嫁にいけない」
「どうしたの?」
「襲われちゃったの」
それにルナが口をはさんできた。
「気持ちよかったじゃないか、それでいいだろう?」
「うう~、それで、手伝えることあります?」
「家を建てようとしてるんだけれど、そういう魔法あるかな」
「家を建てる魔法ですね、一応ありますけど、木の板いります」
私は木の板を作った分ありったけ持ってきた。
「これぐらいあれば……」
彼女が何やらぶつぶつ言うと、木の板が浮き上がり、家の形を作っていく。
「これをこうして……こう!」
木の板が地面を押し固め、そこに木の板を突き刺した。
「これで完成です」
その見た目は、豪邸と見間違う外観だった。
「内装は無いです」
そのダジャレにルナは突っ込んだ。
「ダジャレ?お仕置きしよっか?」
「ええ......う、嬉しいですぅぅ」
どうやら堕ちたらしい。かわいい魔法使いが仲間になった。本当にかわいい、どうでもいいが。
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