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平凡が目標です  作者: 黒猫姫にゃお
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怒れるお母様に近づけないので話を聞きましょう。


誰も助けてくれないようなので、私はお母様のお父様への説教を聞くことにしました。

いや、最初から聞いてるんですけども。


え?お母様を止めろって?

はっはっ。無理に決まってるじゃないですかーあんな怒れるお母様怖くて近づけません。




話を聞いてみたら、お父様が私に全く会わないことにお母様は怒ってました。


そりゃぁ、ねぇ。


なんでも、私の出産日に、お父様は海外に行っていたらしく。

大切な子供の出産に立ち会えなかったことがお父様はとても後悔しているようで今まで私に会えなかったそう。

そして、会いたいけれど、後悔で私に面と向かって会えないため、こっそりと私を撮影してたそうだ。


私は怒ってないですよーお父様。



「それが1週間、いえ一ヶ月程度ならわたくしはまぁ仕方なしにと黙っているつもりでした!なのに貴方は!花奈ちゃんが5歳になるまでのこの5年間こうしていることに怒っています!女々しいにも程があります!」


お母様お母様。

女々しいなんて言ってあげないで!!(いや、実際、私も思ったけど!)

お父様がぐったりとうなだれてるよ!?


「さぁ!」


お母様に立たされ、どんっと押されてお父様がこっちへ来る。


「その、」


「お父様!会いたかったです!!」


ぎゅっとお父様に抱きつく。

どうせさっき言いかけてた言葉は謝罪だろう。

十分反省しているし、私は広い心で許そうじゃないか!


いやぁ、それにしてもなんで海外に行ってたんだろう?

仕事かなぁ?

仕事なら仕方ないよね。

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