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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
47/319

2020年10月参分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


射手    :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


聖木守   :聖木を守り、リンゴ園を経営する人。

王     :近隣の国の王。危機が迫っていると報告を受ける。

【夢と希望】

「勇者、どうしてそんなに頬っぺたがプニプニなんだ?」

 新米剣士がプニプニ勇者に(たず)ねたが、それは本人にも分らない。しかし勇者は元気に答えた。

「ゆうちゃよ」

 それを聞いて新米剣士は気付く。

「そうか!頬っぺたの中には夢と希望が()まっているんだな!」

 納得したらしい。



【黄金のリンゴ】

「原初の世界で生物の食物(しょくもつ)であり、(くすり)であった黄金のリンゴ。そのリンゴを実らせた聖木がこちらです」

 プニプニ勇者と従者に語ると、聖木守は巨木(きょぼく)の前で(うやうや)しくお辞儀をした。

「それでは勇者様、甘い品種が()っている区画にご案内いたします」

 今日はリンゴ狩りに来た勇者だった。



【食べ方】

 リンゴ狩りに行ったプニプニ勇者が、沢山のリンゴを持ち帰った。

「どうやって食べようか?」

「アップルパイ?それともケーキにする?」

「ジャムもいいよね」

 様々な意見が出る中、勇者は(すで)に答えを出していた。

「りゅんご、おいちー」

 (なま)で食べても美味しいリンゴだった。



【射手 リンゴ】

「ちゃちゅー、りゅんご」

 プニプニ勇者が定席(じょうせき)にいる射手にリンゴを渡すと、軽く口元に微笑(びしょう)()かべた射手は(たず)ねた。

「それでプニプニ、このリンゴ、何メートル先から()ぬいて欲しい?」

「お?」

「通りの向こうの大木からなら余裕だぞ」

 射手にとって「リンゴ=(まと)」なのだった。



【新米剣士 リンゴ】

 プニプニ勇者を抱っこした新人剣士が気付いた。

「勇者、なんかリンゴの匂いがするぞ」

「りゅんご」

 その時、勇者の頬っぺたを見て新人剣士は(ひらめ)く。

「もしかして頬っぺたにリンゴを丸々1個(かく)してるのか!?」

「るの」

(かく)してないよ」

 おやつにリンゴを食べただけである。



【瞼を閉じる】

「じゅー…」

「勇者様、()(あけ)けて下さい!」

 (はげ)ます従者の前で勇者は(まぶた)()じた。従者は振り反って冒険者たちに「すみません」と(あやま)り、ありのままを()げる。

「勇者様は寝てしまいました!」

「今回、長引いたからな」

 プニプニ勇者あるある「クエスト途中で寝てしまう」である。



【緊張感】

(にわ)かには信じがたい」

「本当です!」

 危機が迫っていると報告を受けた王は、その事実を受け止めきれずにプニプニ勇者へ目を向けた。

「そうは言うが、勇者はお菓子を食べてご機嫌ではないか!?」

 勇者はおやつの時間だった。

「おいちー」

 勇者に緊張感を求めてはいけない。

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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