2020年10月参分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
射手 :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
聖木守 :聖木を守り、リンゴ園を経営する人。
王 :近隣の国の王。危機が迫っていると報告を受ける。
【夢と希望】
「勇者、どうしてそんなに頬っぺたがプニプニなんだ?」
新米剣士がプニプニ勇者に尋ねたが、それは本人にも分らない。しかし勇者は元気に答えた。
「ゆうちゃよ」
それを聞いて新米剣士は気付く。
「そうか!頬っぺたの中には夢と希望が詰まっているんだな!」
納得したらしい。
【黄金のリンゴ】
「原初の世界で生物の食物であり、薬であった黄金のリンゴ。そのリンゴを実らせた聖木がこちらです」
プニプニ勇者と従者に語ると、聖木守は巨木の前で恭しくお辞儀をした。
「それでは勇者様、甘い品種が成っている区画にご案内いたします」
今日はリンゴ狩りに来た勇者だった。
【食べ方】
リンゴ狩りに行ったプニプニ勇者が、沢山のリンゴを持ち帰った。
「どうやって食べようか?」
「アップルパイ?それともケーキにする?」
「ジャムもいいよね」
様々な意見が出る中、勇者は既に答えを出していた。
「りゅんご、おいちー」
生で食べても美味しいリンゴだった。
【射手 リンゴ】
「ちゃちゅー、りゅんご」
プニプニ勇者が定席にいる射手にリンゴを渡すと、軽く口元に微笑を浮かべた射手は尋ねた。
「それでプニプニ、このリンゴ、何メートル先から射ぬいて欲しい?」
「お?」
「通りの向こうの大木からなら余裕だぞ」
射手にとって「リンゴ=的」なのだった。
【新米剣士 リンゴ】
プニプニ勇者を抱っこした新人剣士が気付いた。
「勇者、なんかリンゴの匂いがするぞ」
「りゅんご」
その時、勇者の頬っぺたを見て新人剣士は閃く。
「もしかして頬っぺたにリンゴを丸々1個隠してるのか!?」
「るの」
「隠してないよ」
おやつにリンゴを食べただけである。
【瞼を閉じる】
「じゅー…」
「勇者様、目を開けて下さい!」
励ます従者の前で勇者は瞼を閉じた。従者は振り反って冒険者たちに「すみません」と謝り、ありのままを告げる。
「勇者様は寝てしまいました!」
「今回、長引いたからな」
プニプニ勇者あるある「クエスト途中で寝てしまう」である。
【緊張感】
「俄かには信じがたい」
「本当です!」
危機が迫っていると報告を受けた王は、その事実を受け止めきれずにプニプニ勇者へ目を向けた。
「そうは言うが、勇者はお菓子を食べてご機嫌ではないか!?」
勇者はおやつの時間だった。
「おいちー」
勇者に緊張感を求めてはいけない。
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