2020年10月四分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
魔学者 :魔法の力で色々な道具を作る研究者。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
刀鍛冶 :様々な刀剣を作る事が出来る職人。
理の賢者 :七賢人の一人。
プニプニカボチャ:収穫祭に現れるカボチャに仮装した勇者。縦長のカボチャに小さな頭と手足がチョコチョコと出ている。
【いつもと同じ】
新米剣士、新米狩人、従者の3人のクエストにプニプニ勇者が付いてきた。従者から離れないので、新米剣士は仕方なく許可する。
「その代り、従者に抱っこかおんぶ、それか手を繋いでもらうんだぞ。できるか?」
「できる」
(それっていつもと同じでは?)
と思う残りの二人だった。
【質問】
プニプニ勇者はトコトコと従者に近寄ると尋ねた。
「どった?」
「どうもしませんよ、勇者様?」
良く分からずに従者が答えると、今度は新米剣士や新米狩人の所へ行く。
「どった?」
「何がだ、勇者?」
「どうしかしたの?」
色んな人に質問するのが最近の流行りな勇者だった。
【厚着】
「勇者様、プニプニ力が増してますよ!」
「本当だわ!何があったの、勇者ちゃん?」
魔学者と考古学士はプニプニ勇者の変化に驚いた。
「どんな魔道具を使ったのですか?」
「それとも魔法?」
「お?」
(厚着しただけです)
不思議がる二人に真実を伝えられない従者だった。
【スキップ】
散歩の途中、プニプニ勇者がピョンピョンとジャンプしだした。しかも何となくリズムが付いているように思える。
「勇者様、何してるんですか?」
ずっとジャンプしているので、従者が不思議に思って聞くと、勇者は得意気に答えた。
「ちゅきぷ!」
どうやらスキップだったらしい。
【頬っぺた伸びる】
「従者、大変だ!」
呼びに来た冒険者と共に従者が駆けつけると、プニプニ勇者が自らの頬っぺたを引っ張って遊んでいた。
勇者の頬っぺたはとても柔らかく、しかも本人は痛くないせいで物凄く伸ばす為、初めて見た者は慌てるのだ!
「勇者様、頬っぺた放しましょうね」
「お?」
【鍛冶屋 大変】
「この前、雷の剣を作ってくれって、勇者が来てな」
「そりゃあ大変だったね」
知り合いが相槌を打つと、刀鍛冶は続けた。
「危ないから、こっち来い」
「あぶにゃい」
「それは食いもんじゃないぞ」
「ごっはん?」
「全く大変だったよ」
プニプニ勇者の場合、大変の意味が違う。
【理の賢者】
「証として指輪を授けます」
しかし理の賢者からの贈物はプニプニ勇者には大きすぎた。
「勇者の指のサイズに合わせましょう」
「指輪だと嘗めてしまうので、腕輪にできますか?」
「可能です。材質も柔らかくしましょう」
従者の願いにも自由自在に対応可能な理の賢者だった。
【プニプニカボチャ】
プニプニカボチャが現れた!
プニプニカボチャのムギュッとしがみ付く攻撃!
冒険者は菓子を渡した!
プニプニカボチャは喜んで不思議な踊りを踊った!
冒険者の心は和んだ!
収穫祭の日、カボチャの仮装をしたプニプニ勇者は、冒険者たちからいっぱいお菓子を貰ったのだった。
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