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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
40/302

2020年08月四分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


道化師   :ふざけてばかりの冒険者。

狩人    :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。


宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。


強化師   :スキルの強化を生業とする者。

闇司教   :破滅の魔法陣で何かを計画していた人。

【貼紙】

「うー!」

 いつになく動き回るプニプニ勇者に、宿の女将(おかみ)が声を掛けた。

「勇者ちゃん、今日は落ち着かないわね」

「おー!」

 そんな勇者の為に、女将(おかみ)貼紙(はりがみ)()った。


『プニプニ、ウロウロに付き足元(あしもと)ご注意下さい』


(何の店?)


 (あじ)定評(ていひょう)のある勇者の定宿兼食堂である。



【強化師】

「勇者とプニプニの(ちから)、どっちを強化したいんだ?」

 プニプニ勇者に強化師が質問すると、冒険者たちは即答(そくとう)した。

「プニプニで」

「でも勇者ちゃんは(すで)にプニプニよ?」

「プニプニは(いく)らあっても困らないかと」

「ですが…」

 熱い議論(ぎろん)を見て強化師は思った。

(冗談だったのに)



【洗顔】

「勇者様、(かお)を洗いましょう」

 従者に(うなが)され、プニプニ勇者は小さな()で水を(すく)い、(かお)にパシャパシャと水を掛け、()っぺたをこする。そして終わったとばかりに、どこかに行こうとした。

「勇者様、(かお)()きましょう」

「お?」

 (かお)を洗うの中に「()く」が入っていない勇者だった。



【暑い日の抱っこ】

「じゅー、だっこ」

 暑い夏の日、プニプニ勇者がそう言われ、何事も無く抱っこする従者に狩人が(たず)ねる。

「暑くないの?」

「暑いです」

「あちゅい」

 狩人は理解した。

「でも抱っこは必要なのね」

「必要です」

「だっこ」

 そんな訳で(すず)しい場所にクエストに行く事になった。



【プニプニ様ごっこ】

「このプニプニ様が()に入らぬか!」

「にゅか!」

「ははー」

 プニプニ勇者と遊んでいる道化師と新米剣士に従者は話し掛けた。

「何してるんですか?」

「プニプニ様ごっこだよ」

(聞いても分らなかった…)

 この後、勇者の昼寝の時間の為、プニプニ様ごっこは終了したのだった。



【闇司教 再び】

 再び闇司教がプニプニ勇者の前に現れた。

「私にはもうプニプニは()かんぞ」

 そう豪語(ごうご)する闇司教に、勇者はプニプニと立ち向かう!

()かんと言ったろう?」

 闇司教が嘲笑(あざわら)う。しかし勇者は再度プニプニした!

()かないって言ってるのに、しょうがないなあ」

 少し()いた。



【プニプニ団 初クエスト】

 プニプニ団の初クエストは、とある素材を取ってくる事。素材はすぐに見つかったが、新人狩人と従者は困惑していた。

「ほぼ一本道なのに、何で4人の内2人も迷子(まいご)になるの…?」

「不思議だね…」

 そしてプニプニ勇者と新人剣士を、ダンジョン迷子(まいご)センターに迎え(むか)に行く2人だった。


楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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