2020年08月壱分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。
宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。
治癒師 :皆の健康を守り治療を生業とする者。
猛獣使い :獣を操る事が出来る冒険者。
荒くれ者 :勇者の定宿兼食堂に来た流れ者。
【新しい擬音】
「プニリ、プニリ」
道化師がプニプニ勇者に向かって、不思議な言葉を言っているので、従者が尋ねた。
「そのプニリって何ですか?」
「勇者の新しい擬音だよ。リって可愛くない?」
「3文字はちょっと…」
道化師はそれならと言い直す。
「ニリ、ニリ」
(何でプを取ったの!?)
【テーブルの下】
荒くれ者が店の主人を呼び付ける。
「おいおい、この店じゃテーブルの下でプニプニが隠れんぼをするのか?」
足元にはプニプニ勇者がちょこんとしていて、目をパチパチさせていた。
「みちゅかった」
「プニプニいますの看板に偽り無しって訳か」
荒くれ者はフフッと笑った。
【強炭酸】
「ゆうちゃもー」
プニプニ勇者が新米剣士の飲物に興味を示して、せがみ始めた。
「おっと、子供にはまだ早いぜ」
そんな勇者を新米剣士は大人ぶって牽制する。
「なんてって強炭酸だからな!すっげーシュワシュワするんだぞ。口の中パチパチだ!」
今日も平和だと従者は思った。
【定期診察】
「勇者ちゃん、元気だった?」
「げんき!」
プニプニ勇者は定期診察で治癒師の所に来ていた。
「お口開けて。次は耳の後ろ触るね。最後はお腹」
診察を終えて治癒師は言う。
「プニプニに異常はありません。健康ですね」
「ありがとうございます」
プニプニで判断する治癒師だった。
【泥】
「体の表面に泥を塗る事で、直接陽が当たらないようにして暑さを和らげたり、乾燥や虫を防ぐ動物がいるんだよ」
猛獣使いが従者に説明する。
「どうしたんですか、突然?」
「勇者を見てたら思い出したものだから」
視線の先には、全身泥だらけで楽しそうに遊ぶプニプニ勇者がいた。
【名前の確認】
「よお、プニプニ」
「ちゃちゅだー」
「遊びに来たよ、プニリン」
「あちょぼー」
「プニプニ殿、修行する也」
「ちゅぎょう」
「勇者様の名前は“プニプニ”じゃなくて“勇者”ですよ」
「ゆうちゃ」
プニプニ勇者が名前を間違って憶えないように、時々確認する従者である。
【箱】
「はっこ」
プニプニ勇者が小さな宝箱を自慢げに戦士に見せた。
「お、何が入ってるんだ?」
戦士が開けてみると中身は入っていない。空だったのかと思っていると従者の声が聞こえた。
「勇者様、中のアイテム捨てないで―!」
勇者にとっては、箱の方が重要だったらしい。
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