2026年02月弐分 暖炉と水たまり
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
狩人 :勇者のクエストのメンバー。気配りができて、探索が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
操印士 :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。
探偵 :とりあえず一話で何かを解決してくれる。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
勇者の剣 :小くて軽るく丸味のある剣。世界を救った伝説の剣。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
贈物祭 :世話になっている人などに贈り物をする祭り。菓子を贈る事が多い。
【暖炉と水たまり】
「お?」
「勇者、この水たまりが気になるのかい?」
暖炉の前で不思議そうな顔をしているプニプニ勇者に探偵は近付く。
「ゆくたるま、ない」
「ここにあった雪だるまは暖炉の熱で水に変わったんだよ、勇者」
「みる?」
説明されても雪だるまと水たまりが繋がらない勇者だった。
【千里眼 ソリで買い物】
「勇者がソリに乗っているな」
「買い物ですね」
主は千里眼の能力で遠地にいる勇者と従者の動向を見ていた。
「何!?買ったものをソリに載せたぞ」
「これでは勇者が乗れません!」
『勇者様、歩いて帰りましょう』
『ぴゃー』
ソリに乗るのも歩くのもプニプニ勇者は好きだった。
【鍛錬と転がる】
「ぶんぶん!」
「その調子だ、勇者」
プニプニ勇者は小さくて軽く丸みのある剣で戦士と鍛錬中だ。
「ぶんぶん」
鍛錬と言っても勇者が楽しければそれで良い。
「ぴゃー!」
しかし勇者は転がり始めた。
「何で転がってるんだ、勇者?」
勇者は楽し過ぎると転がりたくなるのだ。
【謎の結論】
「勇者はご飯をいっぱい食べるな」
「あぐあぐ」
新米剣士はご飯を食べるプニプニ勇者を見ていた。
「勇者のプニプニはご飯でできてるんだな」
「あぐあぐ」
「でも、おやつもいっぱい食べるな」
「あぐあぐ」
「プニプニの半分はおやつだな」
謎の結論を導き出す新米剣士だった。
【手引書 光の模様】
「壁を見て下さい!光の模様が動き出しました」
操印士は従者とプニプニ勇者にそう言うと手引書を確認する。
「あの動きが謎解きのヒントです」
「キラキラですねー」
「きりゃきりゃ!」
「キレイですね」
光の模様の動きが楽しくて、謎解きをせずにしばらく眺めていた三人だった。
【お菓子を包む】
「このお菓子は?」
狩人の前のテーブルにたくさんのお菓子が置かれていた。
「明日、皆さんに配るんです」
従者がお菓子を包みながら答える。
「贈物祭用か」
その時、プニプニ勇者が口を開いた。
「たぺたい!」
「一個だけですよ、勇者様」
見ていたら食べたくなったらしい。
【贈物祭 配る】
「勇者様、“どうぞ”って」
「どーじょ」
「勇者、ありがとう」
従者と共にプニプニ勇者は冒険者たちへ贈物祭のお菓子を配る。
「どーじょ」
「ありがとう、勇者ちゃん」
「どーじょ」
「どうした、勇者?」
勇者は何も持っていなかった。
「お?」
偶にお菓子を忘れる勇者である。
※お読み頂き、ありがとうございます!
【あとがき】なろう
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