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インベンションマン|Invention-Man  作者: 黒珈|くろこ


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88/88

episode 087

「やべえ、罠だッツ!!」


 冬流がハッと気付いた時には、既に部屋の壁が小刻みに震え出していた。


「夏純、逃げるぞ!」

 慌てて声を掛けたが、彼女は未だにショックから立ち直れていないのか、全く動けない。

「このバカ!」

 強引に腕を取った冬流は、夏純を引き摺るように駆け出した。


 つい直前まで居た地面が、ズブズブと崩れ出した。

 細かいヒビが伸び拡がっていき、二人の足元へと迫る。


「しゃらくさい!」

 冬流は転がるように廊下へ躍り出る。

 しかし、ここも既に建物の崩壊が始まっていた。


 瓦礫の落ちていない部分をを選びながら、冬流は一気に階段を駆け上がる。

 その時、前方から倒壊したコンクリートの塊が落ちて来た。


 咄嗟にダーツを投げたが、勢いは止まらない。

 慌てて回避行動を取ろうとした瞬間、塊は四方に飛散した。


「早く行きなさいよ!」

 いつの間にか意識を取り戻していた夏純が、木剣を収めながら叫んだ。


 ほうほうの体で何とか地上に辿り着いた二人は、旧2階の窓から飛び出すと、出来るだけ遠くへと身体を転がしていく。


 次の瞬間、ドドオオオオウンッツ!!!という大音響とともに、土台が傾いた旧小学校の建物は粉塵を上げながら倒壊していった。

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