表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インベンションマン|Invention-Man  作者: 黒珈|くろこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/87

episode 079

「秋希ちゃんがさらわれたぁ?!」

 相談室に、冬流の叫び声が響き渡った。


「私のせいだ、あの娘を一人にしていたから」

 項垂れた夏純が、小さな声で呟く。

「すぐに部員達を捜索に当たらせたけれど、何の手掛かりもない」

「くっ!」

「何処に行くんだ、冬流」

 部屋を飛び出そうとした冬流を、春都はガシッと押し止めた。


「どこにって、決まってるだろ!秋希ちゃん探しに行くんだよ」

「無謀だ、闇雲に探し回っても見つかりっこない」

「お前……何でそんなに冷静なんだよッ!」

 落ち着き払っている態度に切れた冬流は、春都の胸ぐらを掴み上げる。

「こうしてる間に、秋希ちゃんは人獣交換されているのかも知れないんだぞ。じっとしていられるか!」


「俺が冷静、だと?」

 春都は、冬流の発言を否定した。

「とんでもない、バチ切れる寸前だっての」

「お前……」

 春都が握りしめた両拳から、じっとり血が滲み出しているのに気が付いた冬流は、やや冷静になっていた。

「……すまない」

「まだ、時間はある」

 春都は、自分にも言い聞かせる様な口調で、2人に向かって話した。


「元々の捜査を遅らせる訳にはいかない。冬流と夏純ちゃんは、次の事件を阻止する事に全力を尽くしてくれ」

「オッケ」

「分かったわ」


 2人が相談室を出て行くと、春都は声を絞り出して言った。

「……秋希ちゃんの居所は、俺が必ず突き止めてみせる!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ