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窓辺  作者: 馬財 令子
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どんな私であったなら

自分を好きになれただろう。とても賢く、礼儀があって、美しければよかったのか。

女の子らしく、可愛らしい衣装に身を包んで人に笑顔を向けられるような。

絵に描いたような女性像。

そんな存在であったなら、きっと誰もが大切に扱うに違いない。

それこそ、宝もののように愛でてもらえるのだろうな。

悩みがあるとしても、最低レベルの悩みなどではないのだろうな。

きっと見えてる世界が違うのだろう。

嗅いでる匂いが良いのだろう。

恵まれているのだろうな。



私にも理想像はある。

私の理想像はまさしくそんな女性らしさである。

そこには芯があり、自立できる強さもある。

かっこいい姿に私は憧れている。

実際に憧れの対象がいるのか?

そうだな、私は映画やアニメの世界しかしらないから、

でも、作品に出てくるそんなかっこいい者たちはいる。たくさんいる。

いろんな人に憧れた。なりたいとおもった。私の目は心は釘付けになった。

作品というのに、私はそういった視点でだいぶ助けてもらっている気がするよ。

私が気持ちを傾けるのはどんな人達か、どんな境遇であるか。



私は憧れたから、惚れたから、かっこいいと思ったから、真似をしたい。そうなりたい。

自分を登場人物に重ねるのだ。

重ねれば私も同じようになれるって

よくある話かもしれないね。誰しもが。



大人になるにつれて、

私はあまりこの言葉が好きではないのだけど、言い訳じみてしまってるからね、

まあ、実際私も使うときは自分の言い訳の時なのだけれど、

いや、大人というより、余裕のない時期というのが訪れてからだね。

何にも価値も魅力も見出せなくて。

なにも気力がおきなくて、

今でもそうだ。

何を見ても面白くないのさ。

なにも気持ちがわかないのさ。

その時期に無理やりなにかを好きになろうとしてみたけれど、だめだった。

違うのだよね。

私は確かに死んだ。死んでいると表現するのが一番それらしい。

ゾンビはいいじゃないか、襲う役でも、ゾンビが主役にでもなれるのだからね。アイドルにだってね。

そこまで私はアグレッシブな死体ではないよ。

ふふ。

高低差、落差、

これに私はひどく打ちのめされたのだ。

なにかクッション材でも、安全策でもこうじないとやはり、即死だと思うね。

あまりの高さからだったら気を失うかもしれないし、

落ちている最中はなにも手足も動かせない。

そして、ドン!

すぐさまクラッシュ。

こんなところだね。

よいな、スライムは、飛び散ってもあつまれるのではないか?

スライム以外にも飛散したそれぞれがまた、時間をかけて、でも、もどっていく。

よいの。

ダメージは確かに負っているが、それでもまだ、復活しようとしている。

やはりスライムは最強か?

いいね。

私は魔道士や剣士に憧れたりしてたからね。

なんでも屋にあこがれたかな?

僕はきっとまだ力がのこっているはずだ。

僕自身がそれを信じきれなかった。

少しずつ蓄えよう。

ホントはすごく不安だしできないと思ってる。

でも、それで許されもしないし、

それこそ

僕が憧れた者たちの姿ではないんだ。

僕もまだ立ち向かいたい。

諦めたくないよ。

どうか力を貸してね。みんな。


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