#2 目が覚めたら異世界でした
できたらコメントおねがいします。初心者なのでいろいろ勉強になりたいです。
「・・・・・・・・・『めざめるとそこは異世界でした』っていうセリフはこういうときに使うのね……」
俺は深い眠りからめざめるかのように重たい瞼を開けた。すると、瞼の間から光が入ったかと思うと、次に目に入ったのは広い高原だった。俺は体を起こしあたりを見渡した。広い高原に野生と思われる牛(?)、そして整理されている道の先に広い町を見た。
「さてと、目も覚めたところで気になるのは、あいつの言っていた能力なんだが…………ん?」
自分の目というか、顔に変な違和感を感じた俺は違和感の正体に気づいた。メガネだ。しかも、そのメガネは元の世界で車に潰されそうになったところを俺が助けたメガネだった。まあ、そのおかげで俺は新たな人生を送ることになったんだけどね…。
俺はそのメガネを手に取りよく見ると、メガネのフレームがタッチパネル式になっていることに気がついた。ボタンはいくつかあって、押したらどうなるのかと思い、一つボタンを押した。するとレンズに何かが表示されていることに気がつき、メガネをかけ直した。すると、
「なんだこれ!?今さっきはこんなもの無かったぞ!?」
さっきまでなかったはずの大きなパネルが自分の目の前で宙に浮いていた。そこには『Your Name』という文と自分の名前が打ち込める表示画面がでていた。
「異世界のはずなのになんで英語?……まあいいか。
さてさて、第二の人生での俺の名前か、どうしよかな……。よし!メネにしよう!」
と、自分で考えた名前を画面に打ち込んだ。ちなみに、なぜメネにしたかというと、『メガネ』の最初の゛メ゛と、最後の文字の゛ネ゛をとっただけという、ネーミングセンスの欠片も感じられない理由からだった。
自分の名前を打ち込むと、次に出た画面が
『
Name:メネ Lv.1 ♂
HP:100/100 MP:20/20
Job:眼鏡職人
Skill:ファイヤーボール(5)
』
と、自分のステータスが出てきた。
「やっぱり転生をしたからレベルは1からなんだな。スキルのファイヤーボールはレベルが上がって
ない時に敵が出てきても戦えるようにって感じだろ、打てる回数はかぎられるが。けど幸い、あたりには敵がいないから焦る必要も無いか。」
と言いながら、改めてメガネを外した。そして、最初押したボタンをもう一回押すとレンズに映っていたパネルが消えた。
「お、消えた。なるほど、このボタンを押すとさっきの画面が出てきたり消えたりするんだな。他のボタンはまたの機会に試すとしよう。
それじゃあ、そろそろ動こうかな。まあ最初に目指すべき場所はあそこだな。」
と、メガネをかけ、目が覚めた時に見えた町を目指して歩いていった・・・・・・。




