14.庭1
家庭菜園もどきのお話。
ご近所さんには畑を持っている方が結構います。
ですから、畑で採れた野菜を年中頂いています。
今はネギ、ニンジン、大根、ブロッコリー、ホウレンソウなど。無農薬で作っている方がほとんどで、土がついたまま保管しておけば、けっこう日持ちします。
でも何か家の庭で作ろうとは思ってなかったんです。
そんなわたしが始めたきっかけは、上の子の離乳食、そして食育なるものの存在でした。
上の子(娘)はとにかく腹から出てこようとするので、7ヶ月から24時間点滴で早産入院。退院して半日でお産になったので、2603gと小さく、身長は50㎝あり、痩せておりました。
その子もすくすく育って離乳食も後半となったある日、粉ミルクが最初から飲めず完全母乳で育ったのですが、離乳食もミルク系が苦手。小食で困っていました。
そこで見つけたのがトマトペーストでした。
ずっとトマトを買っていたんですが、そんなにトマトが好きなら、もうすぐ2才だし「収穫」させてみるか、と思ったのです。
苗を買ってきて、トマト用の土で作って見ました。
ものは試し、ということでこの年の苗は1つだけ。
南向きの庭ですので、ガンガン日が当たります。苗はぐんぐん伸びました。
やがて黄色の小さな花を咲かせ、緑色の堅い実ができ始めました。
娘はそれがトマトだと言ってもよくわからず、でも何度か言ううちに形がミニトマトらしくなってきたので理解したようです。
――緑のミニトマトを食べました。
水を上げようとしたら、ひょいと手を伸ばして実を食べてしまいました。
「おいしくないよ」
そりゃあそうだ。赤くないからね。
赤くなるまで待つようにいい、毎日娘はミニトマトに水をあげて色の確認をしていました。
そしてある日、また娘が言いました。
「ちょっとだけおいしくない」
何を食べた? とミニトマトを見れば、昨日まであったオレンジ色のミニトマトが1個ないんです。
「赤くなるまで待ちなさい」
こうしてせっかちな娘はフライングを2回して、数日後ようやく真っ赤なミニトマトを3個収穫して笑顔で食べました。
ミニトマトは一度育つとどんどん実ります。
娘は夕方になると水をあげて実をちぎり、そのまま食べます。
消毒はしていませんのでそのままでもいいんですが、水で洗ったら? と言ってもすぐ食べてしまいます。親の口にはなかなか入りませんでした。
さて、下の子(息子)が生まれて(こいつも早産で入院しましたが、38週で3300超えていました……)、やはりトマト好きになりました。
去年、ミニトマトの苗を2つ育てることにしました。
庭の一角で土を作りました。
土作り、といってもたいしたことじゃないんです。使用した土を集めて、そこにカブトムシの幼虫のフンと他の買ってきた土と鶏糞などを混ぜます。
このカブトムシの幼虫のフンは、腐葉土を食べたカスですから匂いもありません。ちなみに幼虫はおしっこをしませんので、取り換えたマットを全部そのまま使っても匂いは草や葉っぱの匂いだけ。
そんな土を寝かせておいたものを使っています。
別々の大きめの鉢に植え、南向きの庭に放置。
苗も2つあれば、今年は親の口にも入るだろうと思っていたのですが――甘かった。
片っ端からもぎ取られていくミニトマト!!
収穫して10数個あるのに、食卓に並べるとあっという間に消えるミニトマト。
洗ったそばから下の子が手を伸ばして食べていたり、食べた数でケンカする二人。
パパとママは1個も食べていませんよ?
そんなことを言うと、二人とも笑ってごまかします。
いえね、別にいいんですけどね。
ついでにグリーンカーテンもしました。うち、西日が当たる窓があるんですよ。
ゴーヤは近所からもらうので、キュウリにしました。
キュウリって意外に手入れが大変。
花がすぐ咲くんですけど、グリーンカーテンとして高さを望むなら、最初の数個はつまなきゃならないんです。知らなかったから、ちょっと低めのグリーンカーテンになりました。
栄養も結構豊富に必要ですし、水も大事。
収穫したキュウリは苗2つで10数本ほどでしたが、やはりちびさん達が競ってたべてしまったので、親の口に入らず……。
だからね、今年はミニトマトもきゅうりも苗を倍にします!!
土もでっかいプランターも追加しなきゃならないけど、今年こそ食べたいと思います!
小さな庭に鉢やプランターがごろごろしちゃうな。
でもね、まだやらなきゃならないことがあるんですよ。
次回……ひまわりについて。




