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番外編 魔法少女杏里

時刻は13時00分、みどじょでは昼休みの時間

各々は適当なグループに分かれ昼食をとったりしたりしている

そして生徒会室の中で机にうなだれるように顔を突っ伏しているサラサラの長い黒髪に似合わない制服を着ている女子…飛鳥が1人で考え事をしていた


「あー全然わからない!!」


机の上にはなんだかよくわからない書類がたくさん並べてある

飛鳥は書記の仕事をやっているのだが1人ではどうしようもない状況


「誰か来るのを待つしかないか…」


そう考え思考を停止させようとしたら急に教室が目を開けられない程の閃光を放つ


「な、何が起きたの!?」


そう叫びながらゆっくり目を開けると、いつの間にか目の前には


青紫でつばが長いとんがり帽子、背中にはピンク色にハート柄のマント、右手には先端が星型になっているステッキを持った少女がいた


「あなたのお悩みズバッと解決☆お悩みごとならこの私魔法少女杏里にお任せー☆」


「あ、あなたは!魔法少女杏里!」


「私が何でも解決してさしあげます☆」


「ほんとですか!?実は生徒会の仕事が終わらないんです」


「ふむふむなるほど☆」


魔法少女はそう呟き、ステッキを両手に持ち何かの構えをとる


「アンアンリンリンくるくるリン♪迷える子羊に救済をー☆」


魔法少女がそう叫ぶとあら不思議

机の上の書類が全て片付いていた


「おお!全部出来てる状態になってる!」


「何か困った事があったらいつでも私を呼んでね☆」


そう言いステッキを降りおろす

するとまた教室が閃光に包まれる

目を開けると魔法少女は消えていた


「ありがとう魔法少女杏里!」


飛鳥はどこかに消えた魔法少女に対して感謝の言葉を言った







「うわ、財布忘れた…」


場所は購買部の前、サラサラの長髪に外人のようなオーラを放っている女子…麗奈がうなだれている

喋った通り教室に財布を忘れてきた、財布が無ければ昼食が買えない

かといって取りに戻るのがめんどくさい

少し脱力したところで辺りが急に目を開けられない程の閃光を放つ


「な、何!?」


そう叫びながらゆっくり目を開けるといつの間にか目の前には魔法少女がいた


「あなたのお悩みズバッと解決☆お悩みごとならこの私魔法少女杏里にお任せー☆」


「あ、あなたは魔法少女杏里!」


「私が何でも解決してさしあげます☆」


「ほんとうに!?実は財布を教室に忘れちゃったの」


「ふむふむなるほど☆」


魔法少女はそう呟き例の構えをとる


「アンアンリンリンくるくるリン♪迷える子羊に救済をー☆」


魔法少女がそう叫ぶとあら不思議

いつの間にか麗奈は財布を握っていた


「あれ!これは私の財布!」


「何か困った事があったらいつでも私を呼んでね☆」


そう言いステッキを降りおろす

するとまた辺りは閃光に包まれる

目を開けると魔法少女は消えていた


「ありがとう!魔法少女杏里!」


麗奈はどこかに消えた魔法少女に対して感謝の言葉を言った








「はぁ…あと10センチあればなぁ……」


図書室の隅の方の椅子に座りながらため息をつく、黒の短髪に座っていてもわかる高身長の女子…仁美がうなだれている

バレーボール部に所属している仁美はもっと身長が欲しい様子

そのまま少し呆けていると急に図書室が目を開けられない程の閃光を放つ


「うわ!?何!?」


そう叫びながらゆっくり目を開けるといつの間にか目の前には魔法少女がいた


「あなたのお悩みズバッと解決☆お悩みごとならこの私魔法少女杏里にお任せー☆」


「あ、あなたは魔法少女杏里!」


「私が何でも解決してさしあげます☆」


「ほんとう?実はもっと身長が欲しいの」


「ふむふむなるほど☆」


魔法少女はそう呟き構えをとる


「アンアンリンリンくるくるリン♪迷える子羊に救済をー☆」


魔法少女がそう叫ぶとあら不思議

目の前には牛乳やら小魚やら色々な食べ物飲み物が揃っている


「カルシウムを取ると身長が伸びるよ☆いっぱい食べてどんどん伸びてね☆」


「確かにその通りね!」


「何か困った事があったらいつでも私を呼んでね☆」


そう言いステッキを降りおろす

するとまた図書室は閃光に包まれる

目を開けると魔法少女は消えていた


「ありがとう!魔法少女杏里!」


仁美は牛乳を飲みながらどこかに消えた魔法少女に対して感謝の言葉を言った







良い子の皆は眠っている夜更け過ぎの時間

学校の屋上にかけてあるフェンスの上にピンクにハート柄のマントをたなびかせ、緑野市を見つめながら魔法少女は立っていた


「今日も皆のお悩みを解決しちゃった☆明日は誰のお悩みを解決しようかなー☆」


魔法少女は今日も!明日も!明後日も!緑野市の為に皆の願いを叶えていく!

困っている人がいる限り魔法少女は休まないのだ!



「あなたのお悩みズバッと解決☆お悩みごとならこの私魔法少女杏里にお任せー☆」



こうして魔法少女の1日は終わり、また新しい1日が始まる

もう分かっているかと思いますが今回は100%コメディ回です

やってみたかったんですよねコメディのみの回

少し早かったと個人的に思ってるんですが前々から考えていてもう我慢できない!って心境で投稿しましたキャッハー!

たまにこういう感じの回をやっていく予定です

楽しんで頂ければ幸いです



それでですね!


「アンアンリンリンくるくるリン♪迷える子羊に救済をー☆」


って決め台詞がありますが具体的なポーズとしては


まず両手でステッキを持ちます


次に「アンアン」の部分で左側を軽く空気を叩くようなイメージで2回ステッキを振ります


次に「リンリン」の部分で右側を同じように空気を叩く感じで2回ステッキを振ります


「くるくる」の部分で時計回りに1回ステッキを目の前で両手で回します


「リン♪」の部分で右下辺りから左肩を越える感じにステッキを振ります


「迷える子羊に」の部分でステッキを右手に持ち頭の上へ振り上げます


「救済をー☆」の部分で迷える子羊に向けてステッキを振りかざす感じです



はぁ…はぁ…………イメージ出来たでしょうか?

なんか考えていたらどんどん妄想が膨らんでいきましてねグヘヘ

次回からまた本編に戻る予定です





ここまで読んでくれてありがとうね☆

次回も読んでね☆魔法少女杏里との約束だぞ☆

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