第1話 転生
新連載始めました。ゆっくり更新予定です
私は病院のベッドの上で今死んだ……そのはずなのになぜか色々考える事が出来る。
身体からは離れているのに……間違いなく死んだんだよね?もしかして何か霊みたいになってる?
そんな事を考えていたら何か大きな存在が近付いて来て言った。
「先程亡くなった人だよね?良かったら異世界に転生しない?」
「異世界転生ですか?」
「そうだよ。君はよく小説とかで異世界転生の話し読んでいたよね?」
「何で知ってるんですか!?……貴方は誰ですか?」
「ここではない世界を管理する者だよ」
「管理人さん?」
「まあそんな感じ。で、良かったらゲームの世界に転生してみないか?」
「そのゲームってどんなゲームですか?」
「君はもう忘れたかな?君の妹が入院していた時に君がプレゼントしたゲームだよ」
「あれですか……あの時はお金が無かったから評判が良くない代わりに安いゲームを買ってしまって……これって変なゲームを妹に渡したからその罰とかですか?」
「罰では無いよ。妹さんはその後直ぐに亡くなったけど貰ったゲームを看護師さんに怒られる位に熱中して遊んでいたから……。で、そのゲームの世界に妹さんはすでに転生している」
「妹はその世界で生きてるのですか?」
「詳しくは話せないが記憶を持って転生している。但し、人間に転生できたかは分からない……その世界に転生させること以外は出来ないんだよ。一人だけを優遇出来ないからな」
「私がここで転生をしないを選択するとどうなるのですか?」
「俗に言う天国のような場所に行きまたこの世界で記憶を失い転生すると思う」
「そうですか……あのゲームの世界って貴族が恋愛するような内容でしたよね?人以外に転生したらどうなるのですか?」
「記憶を持って転生する場合殆どが人間に転生するから安心して。でも人間と言っても貴族の子供か平民の子供に転生するかでは扱いはかなり違う。でもそれは選べない」
「こういう時の定番ですが何かチート的なものは頂けたり……」
「何か希望は有るか?」
「魔法が有る世界なら魔法を使いたいです!」
「魔法か……分かった。ではゲームの世界に転生するって事で良いのだな?」
「はい。お願いします」
「では今から新しい世界に送る……妹も素直な良い子だった。君も出来たらこの世界を楽しんでほしい」
その言葉が聞こえてから直ぐに私は気を失った。
数時間後目が覚めたがここは……目がよく見えない。体も自由に動かない……そうか私今生まれたんだ……。
周りの看護師さんみたいな人の声が聞こえた。
「元気な女の子です!」……って日本語!?なぜ?
その後も聞いていたら日本語で話している……一応聞こえはするのだが集中して聞く事が出来ないし眠い……私は寝てしまった。
そこから1年は思い出したくない……全部の世話を頼まないとできない辛さ……。
まあそれは良いとして、私は運よく男爵家に生まれたので一応貴族だ。
何故一応かと言うとまあ正直お金が無い……。でも平民よりは良い生活を出来ていると思う。
私は今2歳になった。もう家の中なら自分で適当に移動は出来るし会話もできる。正直に言えば会話は1歳の頃にはできたのだが、他の人に怪しまれるかと思い分からないふりをしていた。
そして私の名前なのだが、まだない。当然”まだない”という名前ではなくこの世界では5歳まで生きられない子供が多いため5歳の誕生日付近に名前を付け、教会で魔法適性の有無を検査するらしい。
と言う事で2歳で暇な私は本を読んでいる。多分周りは私が本を広げているだけだと思っていると思うが実際文字は平仮名、カタカナ、漢字なので普通に読める。退屈なのでこの国の歴史や魔法についての本を読んでいる。
本を読んでいたら母が近付いて来た。
「こんな小さい時から本が好きなんて……将来は学者かな……でも女の子には難しいか……」
「学者に成れないの?」
「そうね。ごめんね男の子じゃなくて」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




