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邪神と狂人の異世界無双戦記  作者: 不知火 翔
第3章 侵略編
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第30話:謎の組織現る!

 全てのミスリル加工ストーンゴーレムと、5体のオリハルコンゴーレムをトリニの街において俺は5体のオリハルコンゴーレムとレイラを連れて帰った。


 レイラは放心状態で結局あの惨劇を見ていたのかもわからない。


 よく見ていなかったので詳しくは分からないが、最初の数秒でギブアップした可能性もある。


 これはまさかの全く役に立たない可能性があるのでは?


 いや、あと数回見れば慣れてくれると信じよう。


 しかし平和な日本に住んでいた俺があっさり適応できたのになんでレイラは適応できないのだろうか。


 うーむ、謎だ。


『お前はまさか自分が狂人だということに気が付いていないのか……?』


 俺が狂人?


 何を言ってるのかさっぱりわからん。


 どっからどう見ても平凡な学生だっての。


 まあいいか。


 とりあえず次の街の侵攻は考えていない。


 こっからトリニの街ですら1時間かかるのにそれより遠い街への往復なんて勘弁だ。


 しばらくはトリニの街に頻繁にレイラを送って様子見だな。


 侵攻では役に立つまで時間が必要になりそうだが、これぐらいなら今でもできるだろう。


 そんな生活を繰り返して1週間が経った時、レイラからある報告が入る。


「トリニの街の城壁付近を黒い外套を羽織った人間数人がウロウロしていますよ」


「……何?」


 よく分からないが、とりあえず暇なわけだし行ってみるべきだろう。


「よし、トリニの街へ向かうぞ! 急いで支度をしろ」


「はい」


 おっと、その前にこれをDPで購入しないとな。


 双眼鏡を。


 そして草木が茂る街道を5体のオリハルコンゴーレムとレイラとともにトリニの街へ。


 この道も慣れたものだ。


 町の近くに来ると、俺は双眼鏡を取り出して遠くの木に登ってそこから様子を観察する。


 しかし、レイラのいう怪しい人間たちと思われる者は視認できない。


 レイラが嘘をついているという可能性も無くはないが、可能性としては薄いだろう。


 まあ当然ずっといるわけじゃない。


 しばらく張り込むしかないだろう。


 最悪今日だけじゃ終わらないかもな。


 そうして数時間。


 日も落ちて肌寒くなってくる。


 何の成果も得られなかったが、そろそろ引き上げるとするか。


 そう思った瞬間、彼らは現れた。


 黒い外套で身を包んだ集団が3人。


 いったい何者だ?


 少しミスリル加工ストーンゴーレムをけしかけてみるか。


 実力をはかりたい。


『ミスリル加工ストーンゴーレム! そこの門を左回りに進め!』


 俺が命令を念じると、一匹のミスリル加工ストーンゴーレムが門から姿を現す。


 連中もどうやら気が付いたようだ。


「ミスリルゴーレムか。強敵だが第3位階の我々なら倒すのは造作も無いこと」


「だな」


 そして3人が一斉にミスリル加工ストーンゴーレムに向かって言った。


 短剣を持つ男がミスリル加工ストーンゴーレムに斬りかかる。


 ミスリル加工ストーンゴーレムもこれに反応して腕で防ごうとする。


 だが次の瞬間男は神速の斬撃を繰り出して防ごうとした腕を切り落とした。


 そしていつの間にか背後に回り込んでいた2人の刀使いが大きく振りかぶって……。


 ミスリル加工ストーンゴーレムをクロス状に斬り捨てた。


「……は!?」


 双眼鏡から眺めていた俺も、あまりの驚きに声が漏れ出してしまう。


 なんだあの強さ。


 反則だろ。


 なんで騎士団長と互角のレベルのミスリル加工ストーンゴーレムを3人とは言え一瞬で撃破できるんだよ。


 だが文句ばかり言っていても仕方ない。


 こいつらを野放しにしておいたらいずれ障害になる。


 来てよかった。


 さて、オリハルコンゴーレムが10体も合計でいるんだ。


 流石に大丈夫だよな……。


 さぁ、謎の強敵と戦闘開始だ!

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