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邪神と狂人の異世界無双戦記  作者: 不知火 翔
第3章 侵略編
30/59

第29話:最初の侵攻

20:00には書き上がってたのにアップするの忘れてました。

すいません。

 ちらりと後ろを振り向いてみれば、がしゃがしゃとやかましい音を立てながらついてくるゴーレムの大軍。


 中々に壮観だ。


 さて、街についてからのシミュレーションでもするか。


 まず恐らくいつものルートで言った場合衛兵がすぐに異変に気が付いて門を閉めてすぐさま迎撃の準備を整えるだろう。


 だが、どっちにしろこんな軍勢を普通に率いていった場合見つかるのは時間の問題。


 よって正面突破で問題ない。


 むしろ、逃げられたりした方が面倒だ。


 当然こっちは少数精鋭なので街を包囲できるわけもない。


 だったら無駄なく最短ルートで門を突破するべきだ。


 それにオリハルコンゴーレムなら、石の門なんてあってないような物だろう。


 うん、特に問題はないな。


 とりあえず今回の方針は速攻で街の中に侵入して混乱してるうちに人類をがんがん殺しつつ、2つある門を両方制圧していく感じか。


 制圧する前に逃げっちゃった人間は深追いせず放置と言うことで。


 さて、そろそろ街が視界に移り始めたな。


 俺は大丈夫かとレイラの方をチラリと見る。


 レイラはどうやらボーっと街の方を見ながらただ歩いている。


 この調子じゃ役に立たなそうだな。


 まあ元々今回レイラを使うつもりはなかったから構わないが。


「な、なんだ? ゴーレムの大軍!?」


「バカ! ぼけっとするな。早く冒険者ギルドに行け! 俺は領主様の所へ行ってくる!」


「お前こそバカか! 今騎士団は駆け出し冒険者用ダンジョンの調査に向かってから行方不明だろうが!」


「そ、そうだった! ど、どうすれば……」


 おお、そっか。


 冒険者だけしかまともな戦力がいないんだな。


 そしてきっとこんな小さな街じゃそんな1人で戦局を狂わせられるような冒険者はいないだろう。


 門の前にいる衛兵があたふたしているうちに俺たちは……。


「全軍! 突撃!」


 オリハルコンゴーレムを先頭とするゴーレム軍が門に殺到していく。


「や、やべぇ!」


 衛兵が慌てて門を閉じる。


 ゴーレム軍が到達する前になんとか間一髪で門は閉まり切った物の……。


 バキッ。


 オリハルコンゴーレムの剣のように鋭利な拳が石造りの門をあっさり粉砕して……。


「う、うわぁぁぁ!」


 ゴーレム軍が街の中になだれ込む。


「よし、俺らも行くぞ」


 全軍が中に入ったところで、俺もレイラを連れて残しておいた数体の護衛用オリハルコンゴーレムを引き連れて中に入ろうとする。


 だが……。


「おい、レイラ?」


 レイラは門の前で目を大きく見開いて絶望的な表情をしながら突っ立っていた。


 やっぱりか。


 初戦でいきなり戦力として投入したりしなくてよかった。


 まあ常識的に考えれば温室育ちのお嬢様にいきなり血塗られた惨劇に慣れろって方が異常だからな。


 レイラは別に悪くない。


 だが、それでは俺が困る。


 理不尽だろうが知ったこっちゃない。


「気持ちは分かるがそれで許すわけには行かない。行くぞ」


 俺はオリハルコンゴーレムにレイラを無理やり背負わせて門の中に入る。


 門を抜けると油断すると俺でも吐き気を催しそうな惨劇が広がっていた。


 腹に綺麗に穴が開いてそこから鮮血が漏れ出して白目をむいている亡骸。


 頭部が原型を留めていないほどぐちゃぐちゃになっている亡骸。


 うん、グロい。


 出来る限り見ないようにしてもう片方の門に急ぐ。


 しばらくして到着したが、そのころにはすでに制圧が終わり、冒険者が集まり戦闘を始めていた。


 2つの門に均等に戦力を分けたがこっちの方が戦闘が激しいな。


 とはいえ別に苦戦してるわけじゃやないし、むしろ優勢だ。


 戦力をこっちに送る必要性はないな。


 こうして、最初の進行は難なく終わった。

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