1.働いて帰って眠るだけの毎日に価値はあるか?
「働いて帰って眠るだけの毎日に価値ってあると思いますか?」
「働いて帰って眠るという言葉だけを抜き取るから価値を感じられないんじゃない?」
「それは、そうかもしれませんね。けど、殆どの人は休日に遊ぶ元気なんて湧いてこないですよ。そして自然と働いて帰って眠るだけの毎日になっていきます」
「人によるでしょ」
「もちろん、人によります。仕事を楽しめる人間もいるし、趣味や恋人などがいて人生を謳歌してる人間も沢山いるでしょう。けど、それが出来ない人もいるんですよ」
「仕事を楽しめない人間もいるというのは分かるけど、趣味や恋人は作ろうと思えば作れるんじゃない?」
「それは、失礼ですが恵まれた人の考え方ですね。私の顔を見てください。恋人が簡単に作れそうですか?」
「・・・・・・」
「・・・・・・まあ、これでも恋人はできた事がありますよ。ただ、仕事などの嫌なことを帳消しに出来るほどに熱中は出来ませんでしたね。恋人と会うのがご褒美ではなく憂鬱になっていましたし」
「最低だね」
「仰るとおり最低です。けど、それが偽りなき本音ですし、働いて帰って眠るだけの毎日しか送れない人間の生態ですよ」
「・・・・・・趣味は?」
「趣味と言えるものは、漫画やアニメ、温泉、旅行、スノボ、とかですかね」
「あるじゃん趣味」
「まあ、ありますけど・・・・・・旅行やスノボは社会人になってからは殆どしてないですし、仮にしたとしても、また仕事の日がやってくると思うだけで憂鬱になって全く楽しめる気がしないですね」
「殆どやってないのに趣味を名乗っちゃ駄目でしょ」
「あ〜、全くその通りです。けど、社会人になる前は本当に趣味でやってましたし話のきっかけとかにもなるので、趣味を聞かれたらこれを答えてました」
「漫画やアニメ、温泉だけだと弱いの?」
「弱くは・・・・・・いや、弱いですね」
「弱いんだ・・・・・・」
「弱いというか、あれですね。話を広げるのが大変というか・・・・・・」
「大変かなぁ? ・・・・・・おすすめの漫画とかってある?」
「おすすめは・・・・・・メダリ◯トっていうフィギュアスケートの漫画ですかね。アニメにもなっていて今度映画もやるので知っているかもしれませんが」
「え? 知ってる知ってる。面白いよね」
「面白いですよね。どのシーンが好きとかありますか?」
「あの、諏訪湖? のサービスエリアでの会話のシーンが好きで」
「あ〜、めっちゃ分かります。良いですよねあそこ。ツ◯サ先生がい◯りさんを背負って歩くところとか特に」
「いいよね〜あそこ。◯◯はどのシーンが好き?」
「あの、アニメではまだやってない所なんですけど、因みに漫画の方は読んでたりは・・・・・・」
「最新話まで読んでるよ」
「お〜、じゃあ沢山語り合えますね・・・・・・私の好きなシーンは全日本ノービスでの狼◯光の演技ですかね。演技中や演技後の他選手の表情だったり、演技後の拍手が雨音のように聴こえるみたいな表現や絵の構図なんかが凄い好きです」
「あ、めっちゃ分かる。って、ちょっと待って。・・・・・・凄い盛り上がってない?」
「あ〜、盛り上がって・・・・・・ますね」
「だよね」
「いや、まあ、盛り上がることもありますよ。けど、同じ作品が好きでも価値観が違ったりすると難しいですし、全然漫画とかアニメとか観ない人とかだと話が広げづらかったりします。あと、単純に趣味旅行が強いですね。旅行だと必殺技の写真を見せるが使えるんでコミュ障にとっては欠かせないです」
「なるほどね〜」
「・・・・・・」
「・・・・・・話戻るけど、今の仕事が嫌なら転職とかは考えなかったの?」
「転職は私も考えたことがありますが・・・・・・私って不器用で無能で仕事の出来ない人間なんですよね。時間をかければある程度は出来るようにはなるんですが・・・・・・なんというか中器晩成型というか。転職って即戦力を求めている企業が殆どだと思うので、転職しても無能を晒すだけのような気がしますし・・・・・・なんかネガティブですみません」
「まあ、色々と吐き出せばいいよ」
「・・・・・・優しいんですね」
「・・・・・・」
「あの、1つ質問よろしいですか?」
「・・・・・・どうぞ」
「・・・・・・えっと、貴女は誰ですか?」
「・・・・・・」
「ここはどこですか?」
「・・・・・・質問1つじゃないじゃん」
「いや、そうだけども・・・・・・まさかツッコまれるとは・・・・・・あの、せめてそのウサギの着ぐるみ脱いでくれません?」
「・・・・・・」
「あっ、待って、帰らないで・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・まじかよ」
⚠︎ メインは2人の他愛のない話をラジオ感覚で楽しむ作品です




