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三十七話壁倒立はしません!


 俺はフルーツポンチを食べた後、山岡さんを探すため森をうろついていた。人はまばらにいるんやけど山岡さん感がする人が見つからない。


「サキサキ、その人の特徴は?」


「うーん……」


 わからへんねよなーー、同じ陣営ってことしかわからへんし


「ってなんで付いて来てんの?」


「なんとなく」


 なんとなくって、なんにもすることないから来たんやろう、不器用やし、確かハルヒは黒ノ宮隊の人らとなにかの製作中だとさ


 というか俺は山岡さんのことをなんにも知らない。

 闇雲に探しても意味ないからなーー


「諦めっか」


「いいん?」


「まあなんとなくここらにはいなさそうやしな」


「じゃあちょっと人いないところ行こ、スキルの確認したいし」


「わかった、行こう」


 俺とミソラは道はずれへ向かった、ミソラはどんなスキルをゲットしたのだろうか? スキル名しか見てないのでよくわからない。




「【ファイアボール】」


 ミソラは火属性魔法のファイアボールを獲得したらしい、どんなのか見てみよう、森やけど俺のう○こで消火できるからやってもらった。


 あれ? 詠唱終わったのにまだ技が出ない。



──約2分後──



「ドーン!」


「「……」」


 おっそ……そりゃ誰も使わんわ、剣とか弓使った方が有能やわ、なにこれ?

 運営はなにを思ってこんな魔法やのに雑魚いのにしたん? ゲームやのに魔法の扱いこれって、意味わからん。



「あと【エターナルブリザード】と【エターナルトルネード】と【エターナルサンダー】と【フルルメテオ】あるけど見る?」


「見ない」


 ミソラは魔法系のスキルしかないようだ。とにかく発動がとてつもなく遅すぎるので封印だ。フルルメテオってスキルにもあるんやな


「そういえばサキサキのスキルなんやっけ? 忘れちゃった」


 忘れたミソラに俺のスキルを見せてあげた【壁倒立】【早寝】【粘着】【早起き】【木登り】の五つだ。


「そういえば壁倒立やったな、見せて」


「えーー」


 壁倒立すると男なのがバレてしまう、だからできない

 とは言えないので言い訳を、なにか言い訳を

 そうや!


「壁倒立するとう○こ出てくるんよな」


「それは別にいいやん」


「確かに」


 って納得したらアカンねん! なんか他に言い訳言い訳……


「もしかして壁倒立したらおち○ち○見えるからやりたくないん?」


「えっ……」


 おち○ち○……えっ!? 



「……もしかして俺が男なんバレてたん!?」


「気づいてないと思ったん?」


「いつから気づいてたん……?」


「ハルヒに洗濯してもらったときにぽいなって」


 マジですか、そんな前から、というかバレてたんや

 セーフって言ってたの恥ずかしい


「それで立山でテントで泊まったときに確認したらついてたからそこで確信を──」


「ちょっと待って、えっ? 覗いたん?」


「うん」


「プライバシーというものを知らない?」


「ごめんて、サキサキやからいいかなって」


 いやいやいや、まさかそんなことされてたとは

 ということは一緒にチョコ作りしたとき男なんに気づいてたと……なんか複雑な気持ちなんだが


「というかすっごい下ネタ言ってたけど、俺ちゃんと男やで」


「まあ、最初に言っちゃってたしいいかなって」


 まあいいんやけど、ミソラやし



「それより壁倒立してや! どんなスキルなん?」


「いやいやいや、やらんよ、見えるし」


「別に見えてもいいよ、ゲームのアバターのおち○ち○やし」


「いやいやいや、確かにそうやけどなんか嫌や!」


「えーー、見たいなーー」


「何を?」


「おち○ち○」


「おい!」


「やってやーー、お願いサキサキーー」


「えーー」


 なぜかミソラは一歩も引かない、どんだけ壁倒立スキルに興味あんねん、というか待てよ、ちょうどいいスキルを持ってるやないか


「わかった、やったる」


「え? いいん?」


「その代わりちょっと離れててや」


「わかった」


 俺は粘着スキルで草を股にひっつけた。この服は粘着スキルでもひっつけることができない、3億だから


 そして俺は壁倒立する、そいっと


「おーー、草ついてるーー」


「どこ見とんねん!」


 壁倒立スキルの効果、どんな壁でも壁倒立ができる。


 うん、いらねえ

 わざわざやる必要なかった。



「それでサキサキ、壁倒立したらう○こ漏らすんじゃなかったっけ?」


「あれは嘘や、というか壁倒立してう○こ漏らしたら顔面にう○こ直撃するやろ」


「それはおかしくない?」


 確かにおかしかったわ、おしり後ろやのに

 正しくは後頭部に直撃でした、本当にすいませんでした


 頭に血が登ってきたので壁倒立をやめた。いや、下ってきたかも知れない……、それと股間につけた草を取り除いてと



「まあ、それより恋愛相談してーー」


「そやから俺、男やぞ!」


「男やから言ってんの、男の子の気持ちわかるやろ?」


「わからん」


「とにかく相談して」


「わかった、好きな人がいるんやけど……ってなんでこっちが相談しとんねん!」


「へーー、サキサキやっぱり好きな人いるんや、それでどんな子なん? お姉さんに聞かせてや」


「お姉さんて、どっちか言うたらおっさんやろ」


「サキサキーー、レディにそんなこと言うたらあきまへんでーー」


「どこにう○こばくばく食うレディーがおんねん!」


「ここにおるーー!」




「それで好きな人ってさっき探してた人やんな?」


 なんでミソラに見破られてんのやろ、こんなに直感よかったっけ? いや戦闘のときはこんぐらい直感いいけど

 というか寝たろ、早寝スキルあるし


「おやすみーー」


「ちょっとーー! 答えろーー!」


 俺は早寝スキルで眠りについた。






「やっぱりサキサキって、春崎くんなんかな?」


 PNミソラ、その本名は山岡美空


 彼女はサキサキの正体が春崎咲人なのではないかと思っているが確認するのが怖いので聞けないのであった。

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