三十八話ムチムチクビーム
壮快な足音が聞こえる、と思ったらミソラにおんぶされていた。木にもたれかかって寝たのに、なぜだ?
「サキサキ起きた?」
「おはよう、というかこれどういう状況?」
「おはよう、サキサキから毒う○こ出てきたからおんぶして避けててん」
「あーー、それはありがとう」
「どういたしましてーー」
どうやらミソラは俺の自動寝糞スキルで俺のケツから毒う○こが出てきたので、俺を守るために俺をおんぶして走りまわってくれたらしい。
というかミソラのぺったんこなお胸に手が触れてるんだが、このこりこりしたやつって……
「サキサキ、チクビーム撃つで」
「ごめん」
普通に怒られた。
「いやーー、結構走ったなーー」
「そやな、サキサキがなかなか起きひんかったからやけどな」
「ごめんて」
やっぱり乳首触ったん怒ってる……ホンマにごめんて
それでミソラはすっごい距離走ったみたい、どこをどう移動したかわかる地図を見たらどえらいことになっていた。そして四方八方に毒う○こ地帯があるらしい、というかどうやったらこんな迷路みたいなものが出来るんや?
あとミソラはどうやって走るところ決めたんや?
まさか天才?
それと大量のキルログが出ている、どうやら俺の毒う○こで死人がたくさん出てるみたいだ。毒う○こトラップが最強すぎて、寝てただけでキルラン2位になってます。
えっ、マジですか!?
「サキサキキルラン2位やん! なにしたん?」
「毒う○こやろな」
「えーー、それずるいって、ちょっとくらい分けてーやー」
「分けてと言われても……」
でも味方も結構キルしちゃってるからなーー、それより一位の人も同じ陣営やとは、暗黒ダークって人どんだけ強いんやろ?
そんなことを考えていると、やつが現れた。
「ヒャッハーーー!!」
「「!?」」
どこからかその甲高い声は聞こえてきた。
「サキサキ! あそこにいる!」
「ん? あっ!!」
そこには指から蜘蛛の糸をのばし木々を移動するムチムチな女の子がいた。スカートからチラチラ白いのが見えているがそんなのよりニーソと生足の境目があまりにもムチムチすぎる。なにあれ?
というかス○イダーマンやん、見た目はムッチムチの女の子やけど、というか体の色が青く見えるからハワイアン陣営や
敵やん!
「敵発見や、おらぁーーー!!」
ムッチムチな女の子は俺らを見つけると俺に頭から突っ込んできた。もしかして頭突きスキル持ちか?
「サキサキ避けて!!」
その攻撃の直線上には俺がいる、だが俺は避けられない。俺の左にはミソラ、右と後ろには木があるからどうやっても避けられない。
いや、考えろ、まだなんとかする方法はあるはずだ。
う○こをかけても意味がない、ならばう○こ以外のスキルで避ける、急に動く、そんなもん……あっ!!
最高にツイてるぜ! 運ゲー勝利だーーー!!
俺はすぐ後ろに振り向き壁倒立スキルを発動した。
「ドーーーン!」
後ろに蹴り上げた足が、頭突きのタイミングとちょうど重なったので俺の足に衝撃が走る、だが俺は壁倒立に成功した。さすが壁倒立スキルの補正だ、そもそもの俺は壁倒立さえできひんからな。
「ヒャッハーーー!!」
ムッチムチな女の子は俺によって飛ばされ俺の毒う○こに着糞して消えていった。なんか勝ったわ。
これぞ運ゲー? でいいのか?
「サキサキ、壁倒立スキル強いなーー、おち○ち○丸出しやけど」
「見んなーーー!!」
「ヒャッハーか……変な名前やな」
さっき倒した人はハワイアン陣営のヒャッハーさんだった。あの人からはムチムチという言葉しか出てこない。
「サキサキってムチムチなんが好きなん?」
「いや……」
目の前にまな板ですらっとしてるミソラがいるのにまな板ですらっとしてる人が好きとは言えない。なので
「そうかもなーー」
ちょっと濁しておくとする
「へーー、ムチムチかーー」
ミソラはナニを想像してんだ?
「それよりこの毒う○こ地帯をどうやって抜けるかやけど……」
「ミソラだけやったらクソダイブでいけるやろ?」
「クソダイブスキル使っても毒う○こだけはアカンねん」
じゃあどうするか、木登りする? もしくはもう一度寝る?
「ミソラって木登りスキルとかそういうの持ってへんの?」
「持ってへん、そうや! 私をおぶって木に登ってや、それでう○こクソードを枝に架けて橋作ったらいいんちゃう?」
「それおぶる必要ある?」
「あるやろ、私木登りスキル持ってへんし行けへんやん」
「そうか」
俺はミソラをおぶって木登りすることになった。
「ミソラ、チクビーム撃つで」
ミソラに乳首をこりこりされている。なんだこの気持ち悪いのは……さっきは本当にごめん。
「じゃあおち○ち○触っていい?」
「落とすで」
さすがにそれはない、どう考えてもダメに決まっとるやろ。
「どうやって落とすん?」
「……」
落とすに落とせへんわ、両手両足全部使って木登りしてるからな。じゃあ
「寝ていい?」
「ごめんって、もう触らへんから」
落とすで、より寝ていい? のほうが効くんかい!
さすがう○こパワー?
いい感じの高さまで来た。この辺でいいだろう。
「じゃあ出すで」
「う○こを?」
「あながち間違いじゃない」
俺は丸太サイズのう○こクソードを具現化する。
それを枝に橋として架ける。
「ぼきっ……」
「「……」」
枝の耐久力を考えるのを忘れてたーーー!! どうやってこのう○こ地帯から脱出すればいいんやーー?




