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終末の魔王  作者: 南溟道人
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不毛

ああでもなくこうでもない

猿族は礼節を守り権威を重んずる。

個としての能力は(個体差は大きいが)平板ではあっても高い。

短命である反面。生命を惜しまずに戦う。

故に集団としての能力は甚だ高い。

だが。

集団としての猿族は強くはあっても個たる猿族としての柔軟性や謙譲を著しく失う。

そのような猿族の力と知識に頼らざるを得ないのが現状である。付け加えて…前世が猿族であった余にもそのような価値観がある。

結局。ことごとしく召集された緊急評議会の意義も源元帥の面子を立てる為に半ばは失われた。

プヨブヨ長老との繋ぎをつけて現状を把握しただけでも成果無しとはしないが「勇者」を標榜する一党の勢力拡大に際して策に乏しい。

万一。

プヨブヨ長老が…

或は…畏れ多いことだが…

至尊が。

敗れ給うことになれば…

嗚呼…

大いなる破壊の加護あらせた給え…!

土偶の間の奥に隠れていた邪僧は勇者一行が来るまで何を思っていたのでしょうか?

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