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終末の魔王  作者: 南溟道人
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全裸

林兵部卿は弓と矢筒を卓上に置いて。

衣服を無造作に脱ぎ捨てた。

もとより御前であるまじき無礼である。気族のプヨブヨでさえ亜麻布を身に付けているのだ。

だが。

衣服は転位の妨げになるので。至尊が帰国を許可されたので誰も止め立てできない。

緑色の上下だけでなく…胸と腰に巻いた布まで捨ててから眼を閉じ。

卓上に置いた弓を再び持った数秒後に姿がかき消えた。

弓は多少重くても離せないのか、それとも転位を阻害しない材質と形状なのか。

藤原尚書令が手を振ると。

林翠玉の抜け殻の布が卓上に放置された矢を包み込んで議場の外へ飛んだた。


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