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PARADISE LOST -deformed by "DIT vs yukito"- / Ryu☆ Vs. L.E.D.-G

合作相手:DIT


音芸神話 ~The music myth Creation~ に掲載されている作品と同一です。







黒煙に覆われた空を戦闘機達が飛ぶ。







島の上空に来た時








大きな何かが多数投下される。








それは鉄の戦士だった。










戦士達は島に着地し武器を構える。










楽園を求めて彼らの戦いは始まった。










西暦2XXX年機械世界戦争。



大規模な戦争が起こった。



戦士達は鉛弾を放ち敵兵を破壊していく。




硝煙は空を覆い、薬莢は大地を撫でる。

誰が誰を壊しているのかわからない。


今自分の目の前にいるのが、敵なのか、味方なのか。


そんな戦い。







今は機械文明栄える近未来。


暮らしは確かに昔より良くなった。

しかし人々の心は満たされることなく、むしろ苦しみが増える一方。



そんな最中のことである。



偶然にも大自然に恵まれた無人の島が見つかる。


この星の全てを知り尽くした気分になっていた人々は、非常に驚き喜んだ。





それは世界的大発見となり島は楽園と呼ばれた。



しかし良いことばかりではなかった。


人々は欲にかられ非人工の貴重な自然を狙って国同士の奪い合いが始まる。


我も我もと楽園に群がる人々。


いつしか彼らの目は敵だけを見据え、楽園など蚊帳の外へと追いやられた。






あまりにも長く続く戦いに、国々は徐々に戦力を消耗するばかり。


やがて国達は鉄の戦士を造り戦闘を開始する。


楽園を舞台に鉄の戦士達はぶつかりあったのだ!





唸る鉄の心臓。


軋む歯車の関節。


咆哮する双肩。


喚く機銃の両腕。




辺りを見渡せばそんな音ばかり。


白兵では決着が付かないと踏んだ各国は、ついには衛星兵器までも繰り出し始める。




そして空から攻撃が放たれた。



全ては「己が楽園」のために…。






雨混じりに降り注ぐ、空からの無数の攻撃。




楽園は泣き叫び、悲鳴を轟かせる。


しかしそれに気付く者はおらず、流れるのは血ばかり。



一体誰が望んだというのだろう。

誰もが苦しみから解放されたい。

そう願っていたばずなのに……。








衛星兵器により犇めく鉄の戦士達は敵味方問わず次々に爆破していく。


辺りは瞬く間に鉄と血と炎の海と化した。






勝利を噛み締める間も、敗北に嘆く間もなく、長かった争いに早々に決着が付いた。

今まで出し渋っていた兵器は、それ程の力を有していたのだ。

苦しみから逃れようと産み出した力は、歪なまでに強大過ぎた。


しかしそんな悲しい力も、これでようやくお別れだ。

最初に力を吐き出したとある一国の旗が、深々と楽園に刺さる。



「この楽園は我々の物だ!」

鉄の戦士の中に乗る人々は歓喜を上げる。




人々は喜びのあまり戦士から降り地上に出た。



だが目に映ったのは報道された時の映像の面影はない。



燃え盛る草木。



抉られた大地。




無惨に破壊された鉄の戦士達。



鉄の破片。残骸の山ばかり。



血とオイルに染まった湖。




数万を超えるであろう死者。





この地、景色を楽園だと一体誰が言えるだろうか?





これを見て人々はようやく気付いたのだ。



だがもう遅い。





そう。人々の過ちにより楽園は死んでしまったのだ。



残されたのはただの戦場跡。





そして全てを消耗した国々は、やがて崩壊の道を辿る。





その後を語る者は、もういない…。



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