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【累計11万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
3章(承)『新たな敵と転機』

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-思い出せない記憶と母さんの態度-5P

カルマンへの借金返済が第一の優先事項だし、その次に母さんへの毎月の生活費やフェルのお小遣い。僕の交友費なんかも差し引かれるから残るセクトは微々たるモノ。その余った分は万一のために貯金しているから、残念ながら高級品をポンポン買える余裕なんてこの家にはない。


「ちょっと今日は、いつも来てくれる卵売りの方から、いい品が入ったって聞いたから奮発しちゃったわ〜」


 そんな僕を他所に、母さんはなにごともなかったかのように、にこやかに笑って「早く食べましょ!」なんて軽やかに言う。


 その笑顔は一見普通の笑みそのもの。だけど、不自然さが微かに残っている。よく母さんを観察してみると、口角はしっかりと上がっているけど目元には笑みが消えている。まるでなにかを隠そうとしているようなその表情が、無理に作られているように見えて、余計に僕の疑念や違和感を大きくさせていく。


 だけど、ここは気付いてないふりをした方がいいよね? 僕はそう思い、


「もう! あんまり無駄遣いしちゃダメよ!」


 普段通りに接する。


「気をつけるわ〜」


 そんな会話のあと、

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