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-母さんの目覚め-3P
「リーウィンちゃん、ご飯はちゃんと食べたかしら?」
ケロッとした態度で脈絡なく聞いてきた。
「えっ、えっと……昨日はヘレナがご飯を持ってきてくれたからそれを食べたよ」
どうして急に? そう思っても、母さんの全てなんて解らない。だけどこれ以上、母さんの死や病気について追求はできそうにない。僕はそう感じ取った。
「なにを食べたの?」
「普通のパンとミルクかな?」
「なら今日はちゃんと栄養のあるもの作らなきゃね!」
そう言い母さんはご飯の支度をしようと立ち上がる。
「病み上がりなんだからダメだよ!?」
僕はそんな母さんを慌ててベッドに戻そうとしたけど、母さんは、
「体が鈍っちゃう!」
なんて笑みを浮かべながら僕の制止を振り切り、キッチンへ立つ。
その姿はどこか使命的で、誰かの意図に操られているようにも見えた──




