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-アリエルの暴走-5P
男に抱いている苛立ちとは別の……もっと違うモノ。深い怒りや憎悪が渦巻き、男を翫ぶことでそれを吐き出そうとしているかのように感じ取れた。
その悲痛にも似た叫び声は、人々を余計にパニックに陥いらせ、失禁する人やショックな現場に意識を失う者で溢れた。
だけど、クルトは別の避難所へ。ルフーラに至っては、出入口で避難者を託していたからこの現場を見ることもない。だから二人と協力して止めに入る。なんてことは不可能だ。
それに人員が圧倒的に足りない。二人だけではどうにもならない状況に、僕はどうするべきか頭を抱える。
だけどこんな状況にも拘らず、カルマンだけは普段と同じ態度を貫いていた。
腕を組み、素知らぬ顔で欠伸をしながら事態が収拾するのをただ待っている。
そんなカルマンに僕は怒りを覚え、




