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源光(みなもとひかり)物語  作者: 西村 圭
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二十、朝顔

私は亡き母の妹である式部の弔問に出向きました。時折連絡をとっていた朝顔の人にも会いました。


朝顔の人の父君も病がちなので、私は度々見舞いに伺いました。

朝顔の人とも、しばらく話し込みました。私の方は、変わらず思っているというのに、朝顔の人は相変わらずでした。


ある日、庭の朝顔を届けました。朝顔の人は、礼を伝えてきてくれましたが、それだけでした。


私の朝顔の人への思いに気づいたのか、紫は私と目もあわせないくらいです。


気がかりではありますが、私は再び見舞いに出掛けました。


朝顔の人の父君と少し話してから、朝顔の人のところへ向かおうとしましたが、思いがけず、かつての母の部下で一時期親しくしていた人に再会しました。あちらは親しげな様子を見せましたが、私はあいさつだけして立ち去りました。


朝顔の人に会い、改めて気持ちを伝えましたが、断られてしまいました。


二条の自分の家に戻ると、紫に責められました。私は紫をなだめました。


ある夕暮れに雪が降り、子供たちは庭で遊びはじめました。


雪景色を見ると、亡き藤壺の人が思い出されます。紫と、藤壺の人や、朝顔の人や朧月夜の人、明石の人、花散里の人のことなども話しました。


久しぶりに話題にしたからでしょうか、その晩、私は藤壺の人の夢を見ました。

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