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第66話
「よし戻るか」
俺が満足げにうなづいて見せて、それからレイに話しかける。
「わかりました。また車に乗りましたら、カーナビゲーションの設定をします」
「結局ここには何分ぐらいいたんだ」
「空間標準時時間で、約30分ほどになります」
思ったよりもここには長居していたようだ。
ただ、移ろいゆく景色は見ていて飽きるものではなく、必要以上にここに残ってしまう気持ちは十分に理解ができる。
「そんなにいたのか」
それでも半時間いたことは俺にとって驚きであって、やはりここが理想的な場所を作り上げている異空間であることを改めて認識させてくれた。




