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第39話
その日はこれでいったん寝て、それから翌日起きた。
なにせやることがほぼなかったからだ。
となれば、今日にすることは別の誰かとすり合わせを行うということになっている。
「レイ、いるかい」
「はい。どうかされましたか」
レイへと虚空に向かって声をかけながら、俺はベッドから立ち上がる。
すこしふらつきながらも、平衡感覚は問題がないようだ。
テレビをつけ、それから据え付けられている冷蔵庫の中を空ける。
2ドアタイプの冷蔵庫は、その中の4割ほどが飲み物やレトルト系の食品で占められていた。
すぐに食べれそうなゼリー飲料を、冷蔵庫の手前にあったものから取り出し、ふたを開けて一気に飲み干す。
「……あまり味がしないな」
「すみません、まだ調整がうまくいっていないようです。もう少ししたら、きっとわかるようになると思います」
それが今すぐじゃないということは、センサーか何かの作動がうまくいっていないせいなのかもしれない。
そう思うことにした。




