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最終話 その後の世界

 さてと、まず何から話そうか......

 俺達はあの後、何とか港にたどり着き一晩宿に泊まることにしたんだ。

 あの時はかなり疲れていたしとても野宿しようとは思わなかった。

 そして、一晩明けると俺達はレイズニア行きの船に乗ってレイズニアに戻ったんだ。

 そしたら俺達は、船の乗組員から意外な事を聞いてね。

 ユーリを倒した影響か、あの日以降スライム達が姿を消したそうだ。

 それを聞いた時はとてもじゃないがすぐには信じ切れなかった。

 だけど、あの日から何日か経つと、他の国からもスライム達が姿を消したとしばらく話題になっていたが、それも一か月もすると、そんな話は誰もしなくなっていた。

 今は書物に、見た目と生態が少し書かれている程度で、町の人達の記憶からも少しずつ忘れ去られていた。

 レイズニア襲撃というあの悪夢のような出来事も、いずれは忘れ去られてしまうのだろうか......

 おっと、話しがそれてしまったな。

 その後、俺達はネフドナの港に着いて、急いでレイズニアへ向かったんだ。

 その日の夜は、エレア達と宴会を開いてちょっとしたお祭り騒ぎをした。

 今でもその時の事はよく覚えている。

 そして、その後二日ぐらいした日に俺はリアンに好きだと伝えた。

 あの時は、正直ユーリの時と同じくらい緊張したな。

 そしたら、リアンも顔を赤くして俺と同じことを言ってきたんだ。

 そして一か月くらいして、俺達は結婚した。

 最初は早すぎるんじゃないかと思ったが


「いつどうなるかわからないし、いいんじゃない?」


 っと言われて俺達は結婚して、その後俺は結局色々悩んだが、レイズニアに店を開くことにした。

 魔法はリアンが担当で、薬は俺が作ると言った形で、魔法薬店を開いた。

 といっても最初の内は、町の復興に駆り出されてとても店を営業できる状態ではなかった。

 だが、一年ぐらいしたらだいぶ町も元に戻っていき、駆り出されることも無くなり、ようやく店を営業できるようになった。

 結局、あの日から五年位が経過して今に至るってわけだ。

 今から思えば色々あったが、俺はこの世界に来てよかったと思っている。

 まあ、入り方はなんていうかシュールだったけどね。


「あのー、回復薬が欲しいんですが......」


 どうやらお客が来たようだ。

 回復薬か、確かその棚に置いていたはずだが......

 さて、また忙しくなりそうだな。

 そう思いながら、俺はお客の相手をしに向かった。

どうも、黒密Ξです。

今回でこの話は終わりです。

いつも読んでいただいた方、本当に有難うございました。

なお、自作については候補が二点あり、どちらを書こうかと検討中です。

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